プレゼンをマスターして「なりたい自分」になる第一歩をつかみました!20代女性ウエブ会社勤務

最近よく受ける質問に「どんな人がブレークスルーのウェビナー基礎コースを受講しているのか」というのがある。本メディアをご覧の方の中にも気になっている方が多いらしく、よく問い合わせをいただく。

そこで、今回は、本コース受講生の中から、20代女性の、陳(チェン)さん(仮名)についてご紹介しよう。

ウェビナー基礎コースの受講メリットについては、以下で解説しているので、併せて読んでみてほしい。

ブレイクスルーウエビナー基礎コースの受講者の中には、20代女性もいる。スピーチとなるといきなり人前で話す恐怖を感じたり、何を話してもうまく伝わらなかったりと、悩んでいる人は多い。基礎コース受講を通して、相手に伝わらない原因と対処法を学習することができ、未来への希望が湧いてきた。

ブレークスルーウェビナー基礎コース受講イメージ

20代女性・元ウエブ会社勤務:陳さん(仮名)の場合

陳さんは、以前勤めていたウエブ関連会社を辞めて、キャリアアップを図るために当方の基礎コースを受講された。元々は台湾人で、台湾語、英語に堪能だ。日本の大学に留学していたので、日本語も流暢に話せる。大学卒業後、東京にあるウエブ会社に就職した。

受講経緯:

以前勤めていた会社の部署では、プレゼンの機会が多かったが、なかなかうまくできずに内心悩んでいた。普段の会話は、日本語でもスムースだったので、プレゼンがうまく行かないのが不思議だった。なぜ、日本語能力にも、コミュニケーションにも問題ないのに、いざスピーチとなると聞き手が納得してくれないのか。一生懸命説明しているのに、言いたいことがうまく伝わらなくて、自分でもイライラしていた。時に英語も混ぜてプレゼンしてみたのだが、どうも意図したようには伝わっていなかったようだ。そんな時、ブレイクスルー講座のことをネットで検索して知り、本格的にスピーチを学んでみようと決意した。

受講理由:

「なりたい自分」への投資

スピーチとは何かを学習するのはもちろん、どのようにしたら、自分の意図が相手に伝わるのかを知りたくて受講した。また、次の新しい就職先を探していたので、面接にも役に立つだろうと考えた。

プレイクスルー基礎コースの費用は、最初は、自分にとって少々負担が大きいと感じた。だが、

「自分は、これで飛躍したい。変わりたい」

と強く思ったので、将来の自分に投資するつもりで、思い切って申し込んだ。その分、欲しかったブランドモノのバックをあきらめること、当面外食をしないことを決意した。

受講レポート

受講前と受講後で何が変わったか?

・相手とコミュニケーションをとる時の意識が変わった。

 相手に伝わらないのは、まず、「自分が何を伝えたいのか」を整理しきれていなかったことが原因だと分かった。このことは自分にとって大きかった。そして、もう一つの原因は、「言いたいこと」を簡潔にまとめて表現できていなかったことだった。「自分の中の情報をどう整理して相手に伝えるか」が重要だと分かった。

・日本語能力よりも考えを整理する能力がモノをいう

 プレゼンができないのは、自分の日本語力が劣っているからだと、最初はほぼあきらめていた。しかし、そうではなかった。よく考えたら、母国語でも同じようなことをしていたと自分でも気づいた。原因と対処法がはっきり分かったので安心できた。受講前は、これからの日本滞在に対して不安ばかりだったが、希望が湧いてきた。

講義で面白かった点は?

 コミュニケーションにおいて、日本とアメリカでは、大きく文化の違いがあり、時に誤解が生じやすいことを聞いたこと。日本文化は中国文化とも違いがあるのはもちろんだ。誤解は、家族の中でもあるし、彼氏との間にも小さなものがたくさんある。その原因の一端をはっきりと認識できてよかった。今後は、誤解があったら、放っておかないで、よく観察したり、話し合ったりしていこうと思った。

講義で難しかった点は?

 自分の一番重要なポイント(言いたいこと)「ワンビックメッセージ」は何か?と、講師に聞かれて、戸惑ってしまったこと。スピーチを作る時に、このことを明確にしていなかったこと。まさに、これがプレゼンをうまくできない原因であり、「だから、自分の意図が相手に伝わらないのか」と痛感した。発表するときに、自分の頭の中が整理されていなかったのだ。これでは相手に伝わるわけがない。

 頭の中を整理するために、自分が考えていること全てを書き出す作業が有効だと教わった。そして、それを他人事のように眺め、整理していく。そして、一つのシンプルなメッセージにまとめていく。このプロセスを最初は難しいと感じたが、一つひとつ丁寧に指導してもらったので、なんとかやり遂げることができた。この作業を、今後、必ずプレゼンの準備に取り入れたい。

この技術を使って実現したいことは?

 今後、面接を受ける時、またプレゼンをする時にぜひ応用したい。面接前の準備では、自分のPRポイントを一つの簡潔な文章にまとめて、それを本番で言えるようにしたい。また、プレゼンをする時には、ポイントを一つに絞って用意し、本番中は、そこに常に戻って確認したり、考えを整理できるように、それを意識的にできるようにしたい。

講師の気づき:

外国語の能力はほぼ関係ない

 私たちが外国語(例えば英語)でスピーチ・プレゼンをしようとする時、とかく「英語ができないんだから、当然プレゼンも下手」と考えがちだ。陳さんもそうだった。陳さんにとっての外国語は日本語。「日本語が母国語じゃないから、言いたいことが伝わらないのだ」と思い込んでいた。

 しかし、事実は違っていた。陳さんの日本語能力が問題だったのではなく、考えを整理して、ポイントを抑えて話す能力の訓練が足りなかったことが問題だったのだ。多くの受講者に接して、分かってはいたが、今回改めて認識させられた。

 問題が外国語なら乗り越えるハードルは高いが、考えを整理するだけなら母国語でもできるのだからハードルは低いはずだ。一度考えを整理してしまえば、別に難しい単語を使わなくても、自分の知っている単語をうまく活用すれば十分通じるはずだ。

 私の友人で、日本人のアクセントバリバリだし、ボキャブラリーも少ないのだが、アメリカのテレビ番組で堂々と司会をしている人がいる。彼の英語を聞いていると、シンプルな単語しか使わない。でも説得力があって、聴衆を動かすことができる。彼は、プレゼンや異文化コミュニケーションにおいて、高い外国語能力がさほど必要ないことのいい典型だと思う。

スピーチの上達は外国語の上達にもつながる

 それに、たとえ英語の表現方法が分からなくても、何とか調べてその表現さえ見つけ出せれば、そこだけ暗記すればいいのだ。初めて覚える表現でも、自分が言いたいことなので、自然と脳裏にも焼きつく。実は、そうやって語彙数を増やし、表現方法を広げていくのが、外国語を流暢に話せるようになる最短の方法なのだ。私はこの方法で英語を勉強した。

 つまり、スピーチを磨く最短の道は、(母国語で)自分の言いたいことを端的にまとめることである。さらに、そのまとめたものを外国語にし、それを自分のものにすることで外国語も上達する。スピーチの上達にトライすれば、外国語の上達がおまけでついてくる。一挙両得なのだ。

話を端的にまとめるためにはどうするか

例えば、共通点をはっきりと示す

スピーチ上達の秘訣は、自分の考えを整理し、言いたいことを端的にまとめることだと書いた。では、具体的にどうするか? 一例を挙げてみよう。

 例えば、いろんな例え話を3つしたとしよう。その場合、3つの話の共通点が自分のスピーチの主旨(言いたいこと)のはずだ。テクニックとしては、「この3つの話の共通点はなんだか分かりますか?」と聴衆に聞き、その答えを一緒に考えて導き出すという作業がよく行われる。

 しかし、それをせずに、また、はっきりとそれを伝えずにスピーチを終わってしまう人が意外と多い。「以心伝心。きっと察してくれるだろう」と思ってしまうのだ。日本人の多くが考えがちなことだ。

 ところが、聴衆というのは勝手なもの。こちらの意図通りに考えてくれるとは限らない。聴衆の心理としてはこうだ。

「3つもエピソードを語ってくれたが、共通点はあったのかな? よく分からないし、いちいち考えるのが面倒くさい。別に放っておいても自分に何も害はない」

 せいぜい、それぞれの例え話の面白かったところだけが印象に残って、

「あのスピーカーは面白い人」

というだけの印象で終わってしまう。

 特にストーリーや例え話は、はっきりとその意図を伝えないと、いろんな解釈が成り立ってしまうものだ。例えば、過去の苦労話をしたとして、自分の意図としては、

「こんな苦労の連続でしたが、今では人生の支えにもなっています。私でさえこんなにあるのですから、皆さんにもたくさんあるはずです。それを聞かせてください」

とのつもりだったとしても、聴衆はそうは取ってくれない。

「私はこのようにして成功してきました。すごいでしょ?!」

とも解釈もできて、「なあんだ自慢話か!」と聴衆は受け取ってしまう可能性すらあるわけだ。これは、はっきりと自分のメッセージを言語化して表現しなかったことへの代償だ。

 まとめると、単なる一例に過ぎないが、もし3つのストーリーを紹介したら、その3つの共通点をはっきりと伝えること。これが話のポイントをつく、ということであり、話を端的にまとめる、という意味だ。

話を簡潔にまとめる時に注意すべきこと

  1. ワンビックメッセージを明確にする
  2. スピーチ自体の目的を明確にする

1、ワンビックメッセージを明確にする

 上記の例で言うと、もし3つのストーリーを紹介したいなら、その3つの共通点をはっきりさせること。

 例えば、「こんな苦労の連続でしたが、今では人生の支えにもなっています。私でさえこんなにあるのですから、皆さんにもたくさんあるはずです。それを聞かせてください」とはっきり伝えること。

 これを、明確なワンビックメッセージとして各所に盛り込むとよりメッセージ性が出て、あなたのスピーチはさらに良くなるはずだ。

 「ワンビッグメッセージ」とは、自分の一番伝えたい内容であり、それを短く的確な言葉でまとめたものを、私たちブレイクスルーメソッドではそう呼んでいる。日本語なら20語以内、英語なら、10 words 言い表すことを目標にすることが成功の秘訣だ。

 例えば、上記の例のような場合、

「失敗や苦労体験はやがて心の支えになる」

がワンビックメッセージだ。これを、オープニングやクロージングに散りばめる。そして、必ずストーリーの前や、後にも、同じ意味の別の表現に変えて混ぜていく。すると、メッセージが何回も繰り返されることによって、より明確になり、あなたの想いは自然に伝わることになる。

2、スピーチの目的は何か

 スピーチの目的が明確になっていないと、ダラダラとした話をしてしまうことにつながる。それを明確にするために、今、普段のおしゃべりとスピーチの違いを考えてみたい。

 おしゃべりとスピーチの違いは何だろう? その違いとは、

スピーチには必ずなんらかの目的がある

ということだ。

 では、スピーチの目的とはなんだろう?

 一般的に大きくまとめて、5つある。PAINTと呼ばれ、

  • Ppersuasion):相手を説得したい
  • Aaction):相手に行動を起こしてもらいたい
  • Iinspire):相手を啓発したい
  • Nnotification):相手に告知したい
  • Tthink):相手に考察・内省してもらいたい

 自分がスピーチを通して達成したい目的はどれか? これを常に意識しながらスピーチを準備をしよう。一旦決めたら、常にそこに帰って確認しながら、スピーチの草稿を書こう。そうすることで、

  • メッセージ性が強化され、
  • 「何が言いたいのか分からない」という聞き手の困惑を避ける

ことができる。

 また、この目的次第で、構成や使う言葉が変わってくる。例えば、クロージングの言葉は、

  • 行動喚起が目的なら、行動の呼びかけ
  • 啓発が目的なら、なんらかの励まし、引用句の紹介

という感じに変わる。

 だから、自分のスピーチの目的はどれか? を明確にし、常にそこに立ち返ってスピーチ原稿を書くことが必要になる。

グローバルに活躍するには英語力ではなくスピーチ力の養成を!

一つのスピーチには一つのメッセージしか言ってはいけない

 どんなに英語力があっても、ダラダラと言いたいことばかりを述べるだけでは、誰も聞いてくれない。内容を詰め込み過ぎてしまうと、自分が伝えたいことが伝わらない。だから、一つのスピーチには、一つのメッセージ、一つの目的を原則にして準備する必要がある。

 しかし中には、たくさん情報を与えた方が、相手にたくさんの選択肢や、判断材料を与えることになるから、その方が親切だと考える人がいる。

 だが、一部の人を除き、一般の聴衆はあまり情報が多すぎると、判断がつかなくなり、逆に、あなたが何を言いたいのか分からなくなってしまうのだ。結果、聞いた後、何も残らなくなり、あなたのスピーチの目的が達成されなくなってしまう。

中心となるメッセージを一つに絞るには訓練が必要

 だから、何を言うべきか、何を言わないべきか、あらかじめ整理しておく必要がある。相手のニーズに合わせて、同時に、自分の言いたいことを整理し、明確にすることが重要になる。中心となる自分の目的は何か? メッセージは何か? それを研ぎ澄ますことが一番大切だ。この整理がされていないと、聞き手は、困惑するだけだ。

 この整理作業そのものには最初は時間がかかるし、ある程度、訓練が必要である。特に、過去にそれを習慣化してこなかった人には、今までの癖を直さなくてはいけないので、適切な訓練とそれを習慣化できるようなセミナーなどの受講をお勧めしたい。

 グローバルで活躍しようと思うと「まず英語を!」と思うかもしれない。しかし、英語を頑張るより、上記のように自分の内なるもの(メッセージや目的)を明確にする作業を習得する方が先決だ。つまり、それがそのままスピーチ力の向上を意味することになり、やがて外国語の上達にもつながる。

 ブレイクスルー・ウエビナーの基礎コースで教えているのは、「いかに簡潔にまとめるか」であり、聞き手の性質や文化の違いを理解した上で、効果的な表現手法(言語・非言語両方)を臨機応変に用い、伝え、動かす為の知識と具体的な手法だ。

 例えば、ワンビックメッセージを意識したスピーチ作りを訓練することが手法の一つ。このことで、言語の壁を超えて、分かりやすい、誰にでも受け入れやすい、誤解を生じさせないコミュニケーションを生み出せる。

 あなたがグローバル市場に出た時、最も顕著に表れるのが、異文化間における誤解といった、コミュニケーション上の課題だ。そのコミュニケーションの問題を解決するには、スピーチ作りのコツ、スピーチ力を磨くことが助けになる。グローバル人材に必要な知識と具体的なメソッドを習得し、スムーズに伸ばし成長していくのに、ブレークスルーのウェビナー基礎コースが、大いに役に立つだろう。

併せて読みたい

ウェビナー基礎コースの受講メリットについては、以下の記事でご紹介しているので、気になる方はこちらも併せて読んでいただくと、より理解が深まるのでおすすめだ。

ブレイクスルーウエビナー基礎コースの受講者の中には、20代女性もいる。スピーチとなるといきなり人前で話す恐怖を感じたり、何を話してもうまく伝わらなかったりと、悩んでいる人は多い。基礎コース受講を通して、相手に伝わらない原因と対処法を学習することができ、未来への希望が湧いてきた。

ブレークスルーウェビナー基礎コース受講イメージ
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ブレイクスルーウエビナー基礎コースの受講者の中には、20代女性もいる。スピーチとなるといきなり人前で話す恐怖を感じたり、何を話してもうまく伝わらなかったりと、悩んでいる人は多い。基礎コース受講を通して、相手に伝わらない原因と対処法を学習することができ、未来への希望が湧いてきた。

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