- 2020年4月23日
頭が真っ白になったらどうする?(前編)傾向と対策
頭が真っ白になるのを防ぐには、準備の段階からそれを想定しておくこと。そして、良い構成のもと、要点さえ伝わればいいことを理解してリハーサルすることだ。
頭が真っ白になるのを防ぐには、準備の段階からそれを想定しておくこと。そして、良い構成のもと、要点さえ伝わればいいことを理解してリハーサルすることだ。
人前で話す時は緊張する。それは誰にでも起こる自然なことだ。しかし常態化して、「自分はできない」と思い込んでしまうのが問題だ。そんな「あがり症」を克服するには、まずそのメカニズムを理解し、自分に大丈夫と言い聞かせ、普段からイメージトレーニングをすることが大切だ。
つい先日の3月3日、アメリカ大統領選の候補者選びの山場となるスーパーチューズデーの投票が、アメリカ14州で行われました。その結果、事実上、ジョー・バイデン前副大統領と、バーニー・サンダース上院議員の一騎打ちとなっています。サンダース氏は革命を、バイデン氏は冷静さと安定を取り戻すと約束している対角的な両者のビクトリースピーチから、両者のスピーチスタイルの違いを紐解いていきましょう。
第三幕は変化の証明です。 Change(変化)を経験し、精神的に成長した主人公は、振りかかる最大の試練に勝利し、全ての物事が良い方向に運ぶのです。
第一幕では、きっかけとなる出来事がダイナミックに起こり、主人公に直面しました。 第二幕では、主人公が相次ぐ困難を乗り越え、目的を成しとげようとします。
筆者の4歳の娘も未だどっぷりはまっている2013年のヒット映画、「アナと雪の女王」を例にとってみましょう。
ヒットするハリウッド映画には共通点があります。 それはアリストテレスも提唱した、「三幕構成」でストーリーの骨格が組み立てられている、ということです。
筆者が日本人として唯一認定を受けているワールドクラススピーキングコーチの仲間でもあり、今年の8月にラスベガスで開催された国際スピーチコンテスト世界決勝で見事3位に入賞したマノジ・ヴァスデヴァンも、決勝スピーチをこんなストーリーで始めています。
上辺だけの英語にとらわれて、本当の相手の気持ちを汲まないと異文化間コミュニケーションは成り立たない。変に相手に迎合せず、状況に応じ、自分らしさや日本人として誇りを持ち、気持ちを豊かに表現できるのが真の国際人だと言えるだろう。
ストーリー、ストーリー、ストーリー!!スピーチの達人たちは口をそろえてこういいます。 例えばパブリックスピーキングの大御所コーチであるパトリシア・フリップは、ストーリーが持つ力について次のように語っています。