「信元夏代のスピーチ術」編集長 信元です。
先週、とある日系大企業の全国の支店長クラスの方々のスピーチ・プレゼン研修を日本で行ってきました。
ニューヨークから13時間かけて往復し、たった2日間の日本、というガチ弾丸だった、という点はさておき。
北は北海道から、南は熊本まで、全国の支店長クラスの方々18名が集まり、終日研修を行いました。日本にまで出向いて、終日、対面で研修を行う、というのは、なんとコロナ前以来。やはり対面はいいですね。気軽に雑談なんかもできますし、それぞれのパーソナリティーがとても良く見えてきます。
この企業向けには9月からプログラムを開始しており、次のような構成で研修を進めてきていました。
- 9月から毎週10分程度の動画を2本ずつ配信
- 10月、12月にオンライン集合研修
- この間、事前課題、中間課題①、中間課題②を実施
- 2月に対面で終日集合研修
- 最終課題提出、3月に総合評価を行い、終了
企業研修は、NDA(秘密保持契約)の関係などもあり、詳細などはお見せできないのですが、今回はできる範囲内でお話していきたいと思います。
個社別カスタマイズの企業研修プログラム
日本企業はモノづくりの強みをてこに、60年代ごろから販売と製造のグローバル化を成し遂げてきましたが、「ヒトのグローバル化」において、日本は他国に比べ未だ大きく遅れを取っています。
ビジネス、経済、政治、医学、科学、教育...などなど、分野に関わらず、日本人がもっとグローバルに活躍していくためには、人材の多様性を受容しつつ、価値観を伝達・浸透し、国や文化を超えた人々を束ねて変革や革新を実現していくことのできる、「異文化対応力」と「グローバルコミュニケーション力」が必要不可欠です。
このような背景を踏まえ、ニューヨークを拠点に約20年間にわたり、多くの企業のお手伝いをしてきた事業戦略コンサルタント、信元が、異文化におけるグローバルビジネス実践型の視点で開発したのが、ブレイクスルー・メソッド です。
ブレイクスルー・スピーキング™では、世界に羽ばたく全てのグローバルリーダーが、言葉や文化の壁を打ちやぶり、異文化の人々の心をも魅了して、更にグローバル舞台でのプレゼンスを高めていくことができるよう、グローバル・パブリックスピーキングに関わるあらゆる企業ニーズにお応えいたします。
ブレイクスルー・メソッド企業研修の3大要素
ブレイクスルー・メソッドをベースとした企業研修には、大きく3つの特徴があります。
結果につなげる論理的構成スキル
戦略コンサルタントである信元の指導は、アナウンサーや役者出身の方が行っている巷のプレゼン講座や話し方講座とは大きく違い、論理的思考を使って情報を整理していく技術を徹底的に学びます。
更に、ブレイクスルーが独自開発したGPSシートを使えば、説得力のあるコンテンツを論理的、かつ、心に響く構成にまとめあげることができるようになります。GPSシートには、World Cass Speech® 9段階モデルや、メッセージ選定のための戦略的プロセス、心に響かせるための戦略的技法などが含まれ、戦略コンサルタントならではのノウハウが凝縮されています。
心を揺さぶるダイナミックなストーリー
いくら論理が立っていたとしても、人は感情の生き物です。「正しさ」だけでは人は動きません。共感して初めて行動につながるものです。他の人にはない、あなただけが持っている「あなたのストーリー」が相手の心を開き、相手を動かすのです。これはビジネスでも同じです。いえ、ビジネスだからこそ、心を揺さぶり、共感を呼ぶストーリーが、その企業、そのブランドから感じ取れなければいけません。
ブレイクスルー・メソッドでは、戦略的ストーリー6つのC®を通して、説得力があり、共感を呼ぶビジネスストーリーを戦略的に構築していきます。
徹底アウトプットとフィードバックのダイナミックなプロセス
企業研修の最大のハイライトは、公開個人コーチングです。ほかの研修にも言えることですが、スピーチ・プレゼンは特に、知識をインプットだけしても上達しません。アウトプットをして初めて、学んだコンセプトが腹落ちし、そして、更なる課題点が見えてきます。
企業研修では必ず、ご自身が実際に日常業務で行うプレゼンを短くまとめ、全員に発表していただきます。そして、信元が、その場で即時コーチングをしていきます。戦略コンサルタントならではの分析力・情報整理力を最大限に発揮して繰り広げられるフィードバックセッションは、非常にダイナミックで、参加者の100%から、毎回、「WOW!」が出る場面です(今回は、「すげえ…!」でした。笑)。
更に、ブレイクスルー・メソッドの企業研修では、フィードバックを受けるだけでは終わりません。自分自身も、ほかの参加者のプレゼンを聞いてフィードバックを提供するのです。一人終了するごとに、ブレイクスルー・メソッドに基づいた論評シートに、全員がフィードバックを記入していきます。そして、ある程度の人数が終わったところで、グループ内で、発表者の自己分析、続いて、ほかの受講者からの建設的フィードバックの提供、討議を行います。
まさに、インプットとアウトプットのループを最大化して、学びと定着を促進する仕組みが、ブレイクスルーの企業研修には備わっているのです。
テイラーメイドの企業研修を構築するプロセス
多くの企業は、似たような課題を抱えていますが、個々のシチュエーションは各社特有のものがあります。
ですから、必ず最初に、研修担当者と綿密な打ち合わせを行い、「どんなコミュニケーションの課題があるのか」、「業務上のどんな場面でその課題が顕著になるのか」、「どんな事例を取り上げると大きな学びや気づきにつながるか」、「この研修を通して実現したいゴールイメージはなにか」、などなど、詳しくお伺いしていきます。また、研修は、日本語で実施するのか、英語で実施するのか、もこの時点でお伺いしておきます。
その上で、スコープを明示化し、個社別にカスタマイズしたアジェンダを組み、ご提示し、再度詳細を詰めていきます。
アジェンダの合意ができたら、プログラム作成に入ります。プログラム作成は、早くて数週間、カスタマイズ度合いが高ければ1~2か月かけてじっくりと作り上げます。
これまで取り扱ってきた企業研修の課題は実に様々です:
- 異文化間コミュニケーション
- ロジカルプレゼンテーション
- グローバルファシリテーション
- 価値観の違いを超え、共感を呼び、かつ説得力ある伝え方
- 現地社員への理念浸透・価値観共有のためのコミュニケーション
- 現地チームメンバー・部下との意思疎通、メッセージの明確な伝達
- 企業ブランド価値や理念の明確化・言語化
- パーソナリティータイプ別(DiSC)訴求術
- テクニカルプレゼンテーション
- 投資家プレゼンテーション
- 営業プレゼンテーション
- トッププレゼンテーション、基調講演
- 記者会見対応
- プレゼン資料デザイン
- その他
一つ、いえるのは、信元が担当する受講者は、シニアマネージャー以上、つまり、中間管理職層から経営層が多い、という点です。
戦略コンサルタントとしての経験も活かし、信元が提供する企業研修や個人コーチングは、企業戦略にかかわるコミュニケーションのお手伝いにフォーカスしています。一方で、ブレイクスルーのウェビナーや、おぎの講師の個人コーチングでは、「人前で話すのは緊張する!!」とう方々のお手伝いを、そして、会員制オンラインサロン、BTSサロンでは、女性を中心としたグローバルリーダーを目指す方々や起業家の方々のお手伝いをしていますので、「世界標準の圧倒的に伝わるスピーチ・プレゼンを学びたい!」と思ったら、まずはお気軽にお問い合わせください!
まずはオンライン無料相談!
オンラインによる、15分無料相談では、はじめての方(個人様/法人様)向けに、信元が、各種コース選択のご相談や、勉強の進め方を、直接アドバイスさせていただいております。
- 勉強したいけどどこから手を付ければいいのか分からない。
- 興味はあるけど、どのコースがいいか分からない。
上記で、お悩みでしたら、まずはご相談ください。あなたのお悩みから、最適なアドバイスをさせていただきます。(無理な営業や、押し売りは致しませんのでご安心ください。)
※ご注意事項:無料相談によるスピーチやプレゼンの指導は行っておりません。予めご了承ください。
※お申込み画面は英語です。日本語表示にする場合は、ブラウザの翻訳機能で日本語に切替え(右クリックで「日本語に翻訳」を選択)し、お申込みください。