NY地区スピーチ大会・5連覇、アメリカで活躍するプロスピーカーである信元が、「世界で活躍したい」とお考えの人や企業へ向けて「世界基準のスピーチ、プレゼン、戦略を伝えたい」と自身で開発したオリジナル・メソッド。
それがNYを拠点に展開するブレイクスルー・スピーキングです。
ブレイクスルー・スピーキングは「言葉の力で人々の心を動かし、変革を促す」プロフェッショナル・スピーカーの重要性を常に追求しています。
私はこれまで、英語ノンネイティブであっても自身のメソッドで「伝える力」を磨き上げ、全米で異文化の壁を乗り越えて来ました。
日本人初のCSP®受賞
そしてこのたび、信元は日本人として初めて、世界最大のプロスピーカー協会であるNational Speakers Association (NSA)より「秀逸なエリートにのみ与えられるCSP®(Certified Speaking Professional)の称号」を受賞しました。
この「Certified Speaking Professional」称号とは、プロスピーカー界の「アカデミー賞」のようなものです。
受賞には4ラウンドにわたる審査があり、合格率は全体の17%という厳しいもの。過去をさかのぼっても、世界で数百人のみしかCSP®の称号を保持していません。
その中で、日本人はジャパニーズ・アメリカンを含めても、男性も女性もゼロ(2024年時点)、アジア人は一桁しかいません。
でもこの快挙は、ただ一人のスピーカーの勝利ではなく、多くの方々の支援と共に築き上げた大きな成果です。
※CSPについてはこちら
厳しい審査と困難を乗り越えて
このCSPに挑戦することに決めたのは昨年10月です。ただでさえ超難関であり、自身はノンネイティブ。さらに日本人はゼロ…。という、限りなく可能性が低い状態でのチャレンジですから、何度も折れそうになりました。
先述の通りCSP®称号の取得には、4ラウンドにわたる厳しい審査をクリアする必要があります。
第一ラウンドではまず、「過去10年間にわたる、有償で行った登壇の詳細記録を最低・250件リストアップ」しなければなりません。必要情報は年月日・イベント主催者の連絡先情報・そのイベントで得た収入・参加者人数…など、大変な量です。
さらに、以下の条件が課せられます:
- その10年間のうち最低5年間は、登壇単体で5万米ドル以上の収益を上げていること
- 登壇記録の75%以上において、最低15人以上の観客がいたこと
- 登壇のうち100%が録画ではなく生で行われ、かつ、オンライン登壇は75%以下であること
このリスト以外に、プロスピーカーとしての倫理観に関するオンラインコースを受講してテストに合格する必要もあり、宣誓書も提出します。
第一ラウンドをすべてクリアすると、第二ラウンドへ。
第二ラウンドでは、過去の実際のクライアントの中から最低20名に推薦状を書いてもらい、提出します。
ここまででもかなりの難関ですが、第三ラウンドが最大の関門です。
最大の関門とプライベートの困難
それは、「基調講演を最低40分行っている生動画」の提出。
提出後は、内容について複数名の審査員から厳しい審査を受けます。
これは英語ノンネイティブの信元代表にとって、これまでで最大の挑戦でした。
そこに選んだのは、私が「個人的な困難を乗り越え、自身が最高のパフォーマンスを発揮した」…と確信している昨年6月に行ったシカゴでの基調講演。
それは、日本在住の母の危篤を知らされたたった3時間後に行った講演です。
母危篤の連絡を受けたのが基調講演登壇当日の午前5時半でした。
その後1時間にわたりあちこち電話をしまくりました。病院、母の施設、夫、航空会社、もしものために父の墓石があるお寺…。日本行き飛行機を取ったは良いものの、気が動転していたので、なんと1か月先の同日の飛行機を取ってしまっていたことに夫が気が付きました。私は登壇時間がどんどん迫っているので、そこは夫に任せ、飛行機の変更をしてもらいました。
午前6時半。すべての通信機器を切り、頭を切り替えて集中して基調講演の通し稽古を1時間。
午前7時半。会場へ行きマイクテスト。その後マイクを身に着けたままの状態で会場入り口で立ちっぱなしの状態で医者と再度電話、延命治療を行う場合の利点・不利点(不利点の方が圧倒的に多かったです)の説明を受け、延命治療を行うかどうかの決断を即決させられました。
午前8時。主催者と打ち合わせ。来場者も到着し始めます。
午前8時半。私は来場者と会話をしながら登壇スタンバイ。
午前8時45分。登壇。
異常なまでの集中力を発揮し、これまでのプロスピーカーのキャリアの中でも最高な基調講演を行うことができました。
そして登壇後すぐNYへとんぼ返りしたものの、飛行機がNYに着陸した直後の電話で、間に合わなかったことを知りました。
あの舞台には、ずっと母が一緒にいてくれたと思っています。このCSP®獲得は、母からの最期のプレゼントだったのだ。そう確信しました。
この最大の関門をクリアした後の第四ラウンドではNSAの理事会にかけられ、すべての提出内容を再審査の上、全員一致した合格者だけが、晴れてCSP®称号を取得できます。
支援への感謝と未来への誓い
シカゴでの基調講演の動画が評価され、今回のCSP®受賞に至ったのですが、同時に、20名以上もの方々からの推薦状も、評価に大きく影響しています。この快挙は私個人のものではなく、支えてくれたすべての人々との共有だと思っています。多くの支援者の存在なくしては、成し得なかったものですから…!!
この受賞は、言葉の力で世界を変える可能性を信じ、挑戦し続けるすべての人にとって、新たな希望とインスピレーションを提供するものです。
この称号を背負う責任と共に、プロフェッショナルスピーカーとしての活動をさらに推進し、日本人初のCSP®として【異文化の壁を越えた伝える力】の拡大を目指します。そして奢ることなく、さらなる精進を誓い、これからも変革を促す言葉を世界に届けていきたいと考えています。
このあとのメダル授与式は2024年8月3日、コロラド州デンバーで開催される、世界のプロフェッショナルスピーカー1,000人以上が集まるNSAの年次総会、Influenceにて開催されます。
本件につきまして、日本での取材・講演のご依頼はもちろん、信元の本拠地であるニューヨーク、授賞式現地(コロラド州・デンバー)での取材・講演につきましても対応させていただきます。お気軽にお問い合わせください。
このたび、信元は日本人として初めて、世界最大のプロスピーカー協会であるNational Speakers Association (NSA)より「秀逸なエリートにのみ与えられるCSP®(Certified Speaking Professional)の称号」を受賞しました。プロスピーカー界のアカデミー賞ともいえるCSP取得までのストーリーをお話しします。
ブレイクスルー・スピーキング(Breakthrough Speaking)
New York, NY
U.S.A.
代表:信元 夏代(Natsuyo Nobumoto Lipschutz )
【取材・講演のお問い合わせ】
ブレイクスルー・スピーキングNY本社
https://btspeaking.com/contact/
National Speakers Association
Minneapolis, MN, U.S.A.
代表:Jaime Nolan