【全4回シリーズ:ストーリーをドラマに。9つのC】第1回-ハリウッド映画のようにストーリーを語る

”信元夏代のスピーチ術” 編集長、プロフェッショナルスピーカーの 信元です。

ハリウッド映画のようにストーリーを語る

スピーチにも通じる「ヒット作の共通点」とは?

ヒットするハリウッド映画には共通点があります。

それはアリストテレスも提唱した、「三幕構成」でストーリーの骨格が組み立てられている、ということです。

脚本技術の指導者として名高いシド・フィールドは、このアリストテレスの三幕構成を活用したシナリオメソッドを生み出し、「ターミネーター」、「タイタニック」、「アバター」監督・脚本のジェームス・キャメロンをはじめ、「羊たちの沈黙」の脚本テッド・タリーほか、数々のの映画監督や脚本家たちを指導してきました。

シド・フィールドは次のように言っています:

「脚本は技術であり、芸術である。

すべてのドラマは葛藤である。
葛藤無しでは、アクションは生まれない。

アクションがなければ、キャラクターを作ることが出来ない。
キャラクターなしでは、ストーリーは生まれない。

ストーリーがなければ、脚本は存在しない。」

「9つのC」とは

実はこれは、スピーチにおけるストーリー構成についても同じことが言えるのです。

「脚本」を、「スピーチ」に置き換えてみてください。

情報をストーリーに、ストーリーをドラマにするという点では映画もスピーチも同じですが、違うのは、映画はドラマを映像と音で語るのに対し、スピーチは、ドラマを言葉で語る、と言う点です。

もちろん、スライドや映像などを使いながらスピーチを行う場合もあるでしょうが、スピーチの醍醐味はやはり、「言葉で五感を刺激する」というところにあります。

そして、ストーリーを情景として鮮明に思い浮かべられれば思い浮かべられるほど、そのストーリーは強く印象に残るのです。

そのためのストーリー構築モデルが「9つのC」なのです。

シド・フィールドの三幕構成シナリオメソッドと9つのCを重ね合わせて解説しましょう。

***追記***
本記事執筆の約半年後、「ストーリーに落とし込め~世界のエリートは”自分のことば”で相手を動かす」(フォレスト出版)出版を期に、ビジネスでより使いやすく改善した、「6つのC」にアップデートしています。

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