【全4回シリーズ:ストーリーをドラマに。9つのC】第2回-第一幕:ドラマのSet-upをする

”信元夏代のスピーチ術” 編集長、プロフェッショナルスピーカーの 信元です。

「アナと雪の女王」に学ぶ「9つのC」その1〜3

筆者の4歳の娘も未だどっぷりはまっている2013年のヒット映画、「アナと雪の女王」を例にとってみましょう。

(1)Curiosity(好奇心)

第一幕は、幼年時代のアナとエルサが氷の魔法で一緒に仲良く遊び、アナが事故に遭うシーンから始まります。
アナはトロールの長老の力で回復しますが、ここでアナの記憶が消されるため、エルサが自分を遠ざける理由がアナには分からなくなってしまいます。

ストーリー展開のきっかけとなる出来事がダイナミックに起こり、主人公に直面するのです。

この先どうなっていくのか?
Curiosity(好奇心)が高められます。

(2)Circumstance(状況)と(3)Characters(キャラクター)

エルサは魔法の力をコントロール出来なくなり、その力からアナを守るために姉妹が引き離されてしまいます。
その後、両親の国王夫妻が海難事故で亡くなり、姉妹が途方に暮れるまでが、第一幕のセットアップにあたります。

ここでは、主人公のアナ、姉のエルサ、氷売りのクリストフ、トナカイのスヴェン、および雪だるまのオラフ といったCharacters(キャラクター)が次々と登場します。

そして、姉妹が二人きりであり、エルサの魔法とそれを恐れるエルサ自身のために、姉妹が離ればなれになっている孤独なCircumstance(状況)が描かれています。

主人公はこの状況改善に取り組もうと試みますが、出来事はその次に待ち受ける、更にドラマティックなシチュエーションにつながります((4)Conflictへとつながっていきます)。

 

***追記***
本記事執筆の約半年後、「ストーリーに落とし込め~世界のエリートは”自分のことば”で相手を動かす」(フォレスト出版)出版を期に、ビジネスでより使いやすく改善した、「6つのC」にアップデートしています。

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