MBA留学入試合格で英語力やGMATの点数より大切なこと

「信元夏代のスピーチ術」編集長 信元です。
入社4年目、私はMBA入試を決め、Early Admissionの時期に、手早く資料を揃え、提出しました。
早い方が印象が良いに違いない…
その憶測は…見事に外れました(苦笑)。
「不合格」の通知が早々に届けられたのです…。

GMATの点が100点上がっても合格通知が来ない…

翌年、今度はじっくり時間をかけて準備し、再挑戦しました。
しかし合格通知が来ない。
調べてみると、GMATの点数がギリギリの点数ゆえ、補欠のリストに入っていました…。
GMATの点数は620点。
当時NYUでは690点が合格の最低ラインの目安でした。特に低かったのは英語の点数。
しかし70点も低いとなると、相当の努力が必要です…。
そこで、勤務中のお昼休みには毎日会議室にこもり、お弁当を食べながらGMATの勉強をする日々が続きました。
そして70点アップを目指して繰り返しテストを受けたものの、10点、20点、と、じりじりとしか点数が挙がっていきません。
最終的に7度目の挑戦で、ようやく720点を取ることができ、自信満々で再提出をしました。
にもかかわらず、待てど暮らせど合格通知が来ない…。
色々考えた末、とある先輩に相談してみると、
「ビジネススクールなんだから、ビジネスの成果をプレゼンしてみたらどうか?」
とのアドバイス。
とはいえ、面接は終わっていますから、直接プレゼンをする機会はありません。でも資料を提出するだけでは印象が弱い。

面接官待ち伏せ作戦

そこで、自分のプレゼンテーション資料を作り、それを持参して突撃営業のように、私を担当してくれた面接官に直談判しようと考えました。
ニューヨーク大学(NYU)のアドミッションオフィスで、担当面接官待ち構えたのは、3月のことです。
もちろんアポはないし、担当者がオフィスにいるかもわからない。
いま考えれば無謀です...。
40分ほど立っていたでしょうか。運よく担当者のジュリアが出てきたのです。
私は偶然を装い彼女に話しかけて、自分をプレゼンしました。
そのプレゼンとは...
「ここには私が仕事で成果をあげたものがまとまっています、私は意見の異なる人たちをまとめることができますし、NYUのMBAチームプロジェクトでもこの力を発揮できます。だから入学させてください」
30秒程度です。
「偶然」を装うわけですから、とにかく短く話そうと決めていました。かつ、何を言ったら相手は興味を持ってくれるのか…相手を動かすことができるのか…
NYUに行く道すがら、そして待ち伏せ作戦中の40分の間、どの順番で何を話すかを何度もシミュレーションし、その一瞬に賭けました。
その2日後、入学担当責任者から勤務先オフィスに電話がかかってきて、合格を知らされたのです。

この経験から学んだ二つのこと

この経験から学んだことは二つあります。。
まず一つ目は、大切なのは英語力そのものよりも、積極的に動き、いろんな人を巻き込んでいくコミュニケーション能力だ、ということです。
待ちの姿勢では何も起こりません。日本人らしい奥ゆかしさはここでは通用しない。自分自身ができることを最大限実行しながら、同時に自分の持つリソースを駆使し、周りを巻き込む力が必要なのです。
そして二つ目は、スピーチには、相手を動かすこと力があるのだ、ということです。
プレゼン資料の内容そのものは、きっと、他の受験者たちとなんら変わり映えのないものだったことでしょう。
スピーチでも同様ですが、聞き手がまるで聞いたことのない新しいメッセージを伝える、というのは非現実的です。メッセージそのものは、他の人でも伝えられるのです。ではどんなスピーチが相手の印象に残るのか?
それは、自分にしか語れないストーリーや自分ならではの視点、学び、言い回し、自分だから引き出せる、無二の価値観。それを、いかに「聞き手視点」で、端的に示せるか。それにかかっているのです。
そこにたどり着くには、徹底的に思考を巡らせて考え抜き、徹底的に聞き手視点で情報を削ぎ落とし、ピンポイントにメッセージを構築するプロセスが必要なのです。
こんな経験から編み出したのが、ブレイクスルーメソッドなのです。
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