【全4回シリーズ:1人1人に1本の花を】第2回-Q&Aは最後に行うべきではない

「信元夏代のスピーチ術」編集長 信元です。

Q&Aを一番最後に行うべからず!

セミナーやワークショップ、シンポジウムなどなど、あらゆるスピーキングの場面で遭遇するのは「Q&Aで締める」という構成です。

スピーチの流れを乱さないよう、途中で質問するのではなく最後にまとめて…という理屈も分かるのですが、実はこれは大きな落とし穴なのです。

Q&Aでは様々な角度から質問がされることでしょう。

スピーチ中盤でふと疑問に思っていたことを書き留めておいて、そのポイントに戻った質問をする方、自分自身のケースにあてはめて、ご自身のストーリーに基づき質問をされる方、あるいは少々的外れな質問や、「感想」を述べる方もいらっしゃるかもしれません。

ここでリーセンシー効果を考えてみてください。

Q&Aを一番最後に持ってきた場合、聞き手はどんなメッセージを持ち帰るのでしょうか。

そうです。
Q&Aで交わされた「他人のメッセージ」が、会場全体の聞き手の脳裏に最も残ることになってしまいます。

One Big Messageを聞き手の記憶に残す

スピーチを行う際には、どんなスピーチでも何らかの目的があります。

伝えたいたった一つのメッセージ、One BIG Messageを聞き手の脳裏に焼き付け、目的を達成するため、様々な戦略的技法を凝らしながらスピーチを組み立てるのです。

にもかかわらずリーセンシー効果のおかげで、Q&Aでのいわば「雑音」が、聞き手にとっての「最新情報」となってしまい、One BIG Messageを最大のメッセージとして聞き手の記憶に残すことは難しくなってしまいます。

そうなると、スピーチの目的は達成できません。

ですから、Q&Aを行った後は、かならずもう一度、全体総括してOne BIG Messageを焼き付けつけるようなクロージングで締めることをお薦めします。

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