ChatGptを使ってスピーチ(本論)を作ってみた! 違いがわかる人のための実験検証

スピーチ作成のためのAIツールは、話し手にとって非常に有用な手段となりつつある。生成AIをどのように利用すべきか? 過去の記事では、翻訳、特に英訳(日本語から英語へ)での活用方法に焦点を当てて検討してきた。今回の記事では、スピーチ・プレゼンを新たなテーマにフォーカスし、特に、スピーチ原稿を書く際に、AIを活用する方法について詳しく探求してみたい。

以前の記事で検討した構成とテーマを基に、AIがスピーチ原稿の作成にどのように役立つかに焦点を当てる。そこで、その具体的な活用方法や利点について、以下に詳しくご紹介したい。

構成の作り方についての詳しい記事は、こちらから。

上記についての詳しい説明は、クリックして欲しい。

今までの生成AIの活用方法に関連する記事はこちらから:

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ChatGPTを使ってスピーチ原稿を作成するには、より具体的なメッセージとわかりやすい構成をこちらであらかじめ考え、それに従って指示を出すことで、より満足できる結果を得られる。そのためには、自分自身が良いスピーチとは何かを知ることが大切。優れた構成やテーマの設定方法などをスピーチ教室などで学ぶことは重要な第一歩だ。

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単純すぎるプロンプト(指示)にはつまらない原稿が返ってくる

なお、今回、使った生成AIは、ChatGPT-4.0(有料版)だ。

 スピーチ作成にあたって、AIツールを使いこなすには、なんでもかんでも、AIにお任せというわけにはいかない。それでは人間の脳が退化してしまう。テーマ、特にコアとなるあなたのメインメッセージ(ワンビッグメッセージ)は、自分自身で決定しないといけない。ここでは、前の記事でも使った同じものを使うとしよう。

それは、「毎日スクワットをすると体が変わる」だ。

プロンプト(指示)1(単純版):「毎日スクワットをすると体が変わる」をテーマにして5−7分のスピーチ原稿を書いてください。

次のような応答とともに、スピーチ原稿ができあがった。

ChatGPT回答1:もちろんです。以下は「毎日スクワットをすると体が変わる」というテーマに基づいた5~7分のスピーチ原稿です。

タイトル: 毎日スクワットで生まれ変わる身体

親愛なる聴衆の皆様、

今日は、身体と健康に革命をもたらす簡単な方法についてお話しします。それは「毎日スクワットをする」という、シンプルでありながら効果的な習慣です。

スクワットは、世界中で古くから行われている基本的な運動です。この運動は、大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋、そしてコアの筋肉を鍛えます。しかし、その効果は単に筋肉の強化に留まらないのです。

まず、スクワットは全身の筋力を向上させます。毎日続けることで、身体はより強く、よりしなやかになります。これは日常生活での動作が楽になるだけでなく、他のスポーツやアクティビティのパフォーマンス向上にもつながります。

次に、スクワットは心臓血管系の健康にも良い影響を与えます。この運動は心拍数を上昇させ、血流を改善し、循環系全体の効率を高めるのです。結果として、心臓病のリスクを減らし、全体的な健康を向上させることができます。

さらに、スクワットはメンタルヘルスにもプラスの効果をもたらします。運動によってエンドルフィンが分泌されるため、気分が向上し、ストレスが軽減されます。日々の生活におけるストレスや不安を減らす手助けとなるのです。

しかし、スクワットの最も素晴らしい点は、どこでも、いつでも、特別な器具なしで行えることです。オフィスでの小休憩、テレビを見ながら、あるいは料理を待っている間など、日常のさまざまなシーンで簡単に取り入れることができます。

毎日スクワットをすることで得られるもう一つの利点は、自己規律と継続力の向上です。小さな目標を設定し、それを毎日達成することで、自分自身に対する信頼と自尊心を高めることができます。

皆さん、今日から毎日スクワットを始めてみませんか?この小さな一歩が、健康的で活力に満ちた新しい生活への扉を開くかもしれません。あなたの体が、そしてあなたの人生がどのように変わるか、ぜひ体験してみてください。

どうもありがとうございました。

この原稿は約5~7分間のスピーチに適しています。スクワットの多面的な利点を強調し、聴衆を動機付ける内容となっています。

なかなかの出来である。あなたはどう思われるだろうか。

もし、このスピーチを、仮にそのまま暗記して発表したら、聴衆はどう反応するだろうか。私なら聞いていて、すぐに飽きてしまう。すぐに眠くなるか、他のことを考えだしたり、スマホをいじったりしてしまうかもしれない。

なぜなら、以下に示す根本的な問題があるからだ。まず長さ、盛り込んだ要素の多さ(広く浅い)。ショックや感動がなく、客観的な良さだけの上っ面だけを述べている点だ。これらは、AIの作り出す文章の特徴でもある。

問題点1:長さ

Chat GPTは、5−7分のスピーチに適していると言っているが、少し短い。多分、どんなにゆっくり話しても4分くらいで終わってしまうだろう。それにChatGPTは、長い文章を生成するのが苦手だ。700字で作れ、と指示しても300字程度の文章しか生成しない。700字の文章を編集する作業はしてくれるが、途中、止まってしまうこともあり、(この場合「続き」を指示すればよいのだが)、注意が必要だ。

問題点2:広く浅い内容

AIの特徴は、いろんな視点から多角的に検証することが一つある。これは発散的思考で、ブレインストーミングをする時に便利であり、大いに活用すべきだが、逆にそれが欠点として働く時がある。今回がそうだ。上記の原稿を読むと、良さとして5つポイントを挙げているが、どれもそんなに詳しい内容ではなく、それに、そんなに5つも指摘されると、人の脳は自然と「ちょっと多いな」と感じてしまう傾向がある。有名なスピーチは、大抵3つにポイントを抑えていて、実は、「3」というのが、スピーチにおけるマジックナンバーなのだ。だから、本論の論点は3つに絞った方がいい。

問題点3:ショックや感動がなく、客観的な良い点のみ

 これが、私が寝てしまうと言った大きな理由である。環境問題など、多岐に渡る大きな話題を論じる時に、大抵の人は、こういう間違いをしがちだ。

 たとえば、地球温暖化は、非常に大切な問題なのだが、人ごとだと思っている人が多い。なぜかと言うと、モリジブの話をされても、地球が100年後危ないと言われても、なかなか実感が湧いてこないのが多くの人のリアクションだからだ。だから、そこに取り組む手段としては、もっと身近な問題として、自分のこととして思えるように人々を導いてあげることである。つまり、自分とは縁のないと思っていたことが、実はすごく身近な話なんだとわかってもらうことだ。それには、客観的な良さだけを示すのではなく、もっと日常的な事例を出したり、感情的な部分に訴える努力が必要がある。

 たとえば、アメリカでは、リサイクル運動が全く広がらなかったが、なぜかプラスチックストローの禁止運動だけが、ここ5年くらいで、急速に広まった。それは、ウミガメの動画の影響が大きい。ゴミという存在は出て当たり前であり、それが文明の進歩の象徴であるとさえ信じてきたアメリカ人は、ゴミを減らすことに対して長年無頓着であった。さらに、広大なごみ埋立地が彼らの広い国土にはまだまだあるという誤解もそれを後押ししていた。

 しかし、あの衝撃的な動画、ウミガメの鼻にストローが詰まってしまい、実際に血を流している姿を見て、ストローは良くない!という声が高まったのだった。データなどのお題目だけでは、人の心は動かない。人々に大きなショックや感動が与えられて初めて、人は行動を起こす。スピーチも同じだ。自分の感情をぶつけたり、衝撃的な体験をシェアすることで、聴衆は、あなたの話に耳を傾けるようになるのだ。

 だから、この場合も、客観的な「どこかで聞いてきたような内容」をただ並べられても、あなたの聴衆は振り向いてくれないのだ。

 ここまで見てきたように、単純に「作ってください」と人工知能にお願いするだけでは、質の低いものしか提供されない。

 AIを上手に使うには、具体的なプロンプト(指示)を出さないとダメである(過去の記事を参照)。A Iは、プロンプトが具体的であれば、あるほど、その能力を発揮する。

具体的な構成を含んだプロンプトを出して、だんだん内容を深めるのがコツ

 では、上記の問題点を解決するために、具体的な事例・骨組みを含むプロンプトを組み込むことにした。それは、常々ブレイクスルーメソッドで提唱している「ワンビッグメッセージ」を支える「3つのサポートメッセージ」の作成だけに絞った構成をさせることだ。

プロンプト2(具体的な指示):次のような構成でスピーチ原稿を考えます。

  • Opening(序論): ワンビックメッセージ
  • Body(本論): 
  • サポートメッセージ1、
  • サポートメッセージ2、
  • サポートメッセージ3、
  • Closing(結論): ワンビックメッセージ  

私のワンビッグメッセージは「毎日スクワットをするだけで体が変わる」です。本論で使う3つのサポートメッセージを考えてください。

本当は、こちらでもすでに3つのサポートメッセージを考えてあったが(より具体的な内容)、

  • サポートメッセージ1:「大きな筋肉である太ももを鍛えると、基礎代謝があがる
  • サポートメッセージ2:「背筋を鍛えると、姿勢がよくなる
  • サポートメッセージ3:「お尻の筋肉を鍛えると、ヒップアップになる

ここでは、あえてAIに仕事をさせてみた。なぜなら、AIの賢い使い方として、自分の視野を広げる、というのがある。そこで、こういう場合、AIだったらどう反応してくるかに興味があり、それを見てみるために、実験的に聞いてみた。

そこで返ってきた回答は次のとおりだった。

ChatGPT回答2:素晴らしいスピーチのテーマですね。ワンビックメッセージ「毎日スクワットをするだけで体が変わる」を強調するために、以下のようなサポートメッセージを本論で用いることを提案します。

1. サポートメッセージ1「スクワットの健康への効果」
– スクワットが筋肉を強化し、体のバランスや姿勢を改善する方法について説明します。また、日常生活でのパフォーマンス向上や、特に下半身の筋肉の強化がどのように健康に役立つかについて触れます。

2. サポートメッセージ2「スクワットによる心理的・精神的な利点」
– 定期的な運動がストレス軽減や自尊心の向上、さらにはうつ病の症状を和らげる可能性があることに焦点を当てます。スクワットがいかに日々の気分を向上させるか、または自信を構築するのに役立つかについて述べます。

3. サポートメッセージ3「スクワットの実践のしやすさ」
– スクワットがいかに手軽で、どこでもできる運動であるかを強調します。特別な器具やジムへのアクセスが不要である点、または短い時間でも効果が得られる点について説明します。また、初心者から上級者まで、さまざまなレベルに適応できる運動であることを強調します。

これらのサポートメッセージは、スピーチの中でワンビックメッセージを強化し、聴衆に対してスクワットの日常生活への組み込みの重要性を理解させるのに役立ちます。

 私の考えたアイディアは、健康的・肉体的な向上という視点をより掘り下げたものだった。しかし、AIは、さらに精神的な利点や、実践しやすさを挙げてきた。なかなか自分が考えていたのと違った視点を提供してくれて、自分の視野は広がった。しかし。。。

少し批判的に結果を考慮し、自分で内容を決定する

 しかし、自分のメインメッセージは、体が変わるということであり、精神的な利点は最初から論点にない。さらに、確かに、実践しやすさは、説得力があり、余談としては取り入れてもいいかもしれない。しかし、5-7分という短い時間では、体が変わるという点に力点を置いた方が、説得力が増し、より聴衆の集中力が高まるため、あえて除外することにした。

  • AIの問題点1:論点にないものを含めてきた
  • AIの問題点2:その結果説得力が弱くなり、聴衆の集中力が削がれてしまう。

そこで、もう一度考えさせることにした。

プロンプト3(具体的な指示のやり直し)精神的な利点や、実践しやすさを挙げてくれてありがとう。少し視野が広がりました。しかし、自分のメインメッセージは、体が変わるということであり、精神的な利点は論点にない。さらに、確かに、実践しやすさは、説得力があり、余談としては取り入れてもいいかもしれない。しかし、5分という短い時間では、体が変わるという点に力点を置いた方がより集中力が高まり、説得力が増すため、あえて除外したい。健康・肉体改造への効果にスポットを当てて、もう一度サポートメッセージを考えてください。

これに対するAIの反応は次のとおり。

ChatGPT回答3:了解しました。ワンビックメッセージ「毎日スクワットをするだけで体が変わる」に焦点を当て、健康と肉体改造の面での具体的な効果を強調するサポートメッセージを提案します。

1. **サポートメッセージ1:全身運動としての効果**
– スクワットは単に下半身だけでなく、全身の筋肉を活動させる運動であることを説明します。腹筋、背筋、お尻の筋肉(臀筋)、さらにはコアの安定化に寄与することで、全体的な筋肉のバランスと調和を促進する効果について詳述します。

2. **サポートメッセージ2:体力と持久力の向上**
– スクワットが体力の向上にどのように寄与するかについて詳しく説明します。特に、持久力と筋肉の耐久性の向上に焦点を当て、日常生活での活動における疲れにくさや、他のスポーツや活動へのポジティブな影響を取り上げます。

3. **サポートメッセージ3:体型と体重管理の効果**
– スクワットが体脂肪の減少と筋肉量の増加にどのように寄与するかを強調します。筋肉量が増えることで基礎代謝率が上がり、より多くのカロリーを消費しやすくなる効果や、体型が引き締まり、見た目にも顕著な変化が表れる点を詳しく述べます。

これらのサポートメッセージは、スクワットの健康と肉体改造に対する具体的な利点を明確にし、聴衆に対してスクワットの日常生活への組み込みと継続的な実践の重要性を理解させるのに役立ちます。

 なかなか良い答えが返ってきた。大体内容が私のオリジナルのものと似てきた。ここで注意するのは、納得するまで繰り返すということだ。妥協するのは、人工知能に使われることになってしまう。人工知能は、あくまでも道具だとわきまえたい。

より具体的なワードで相手を惹きつける方向へ修正する

 ただし、問題は、タイトルが抽象的であることだ。これでも一般的には良いのだが、当方で提供するブレイクスルーメソッドに則って考えると十分ではない。なぜならこのままでは、聞き手の印象に残らないからだ。相手の心にいつまでも残り、「相手の注意を惹きつけて離さない」スピーチをするコツとしては、より具体的なタイトルの方がいい。なので、当初私が考えた案のまま変えないことにした。

 しかし、セオリーでは、自分の体験を交える方がよりベターであることから、それを考慮しながら、文章を作らせることに決めた。理想的には、それぞれのポイントに対応する自身の体験をそれぞれ挿入しても良いのだが、それだと全体の情報量が増えてしまう。そこで、ここでは、サポートメッセージ3の内容を変えて、そこに自分の体験を入れることにする。

以前にも述べたとおり、ChatGPTは、長い文章を作るのが苦手なため、一度に作らせず、一つずつ作業にあたらせた。

プロンプト4(こちらで決めたサポートメッセージ1原稿の指示)

  1. サポートメッセージ1:「大きな筋肉である太ももを鍛えると、基礎代謝があがる」
  2. サポートメッセージ2:「背筋を鍛えると、姿勢がよくなる」
  3. サポートメッセージ3:「自己の体験」

に決定しました。まずは、サポートメッセージ1の原稿を作ってください。

これに対するAIの反応は次のとおり。

ChatGPT回答4:素晴らしいサポートメッセージの選択です。それでは、サポートメッセージ1「大きな筋肉である太ももを鍛えると、基礎代謝が上がる」に基づいたスピーチ原稿の一部を作成します。

**サポートメッセージ1の原稿:**

“今日、私が皆さんにお伝えしたいのは、単純な事実です:「毎日スクワットをするだけで体が変わる」ということ。この変化の最初の鍵は、私たちの体の中でも大きな筋肉群の一つである、太ももの筋肉を鍛えることにあります。

ご存知ですか?太ももの筋肉は、私たちの基礎代謝量に大きく影響を与えるんです。基礎代謝とは、私たちが何もしなくても消費するエネルギーの量のこと。つまり、椅子に座っているときでも、寝ているときでも、私たちの体はエネルギーを消費しています。この基礎代謝量が高ければ高いほど、より多くのカロリーを消費することができ、体重管理が容易になるのです。

ここでスクワットの出番です。スクワットは太ももの筋肉、特に大腿四頭筋とハムストリングスを効果的に鍛えることができます。定期的にスクワットを行うことで、これらの筋肉が強化され、基礎代謝量が増加します。結果として、日々のカロリー消費量が増え、体重管理がより簡単になるのです。

さらに、太ももの筋肉は、日常生活での活動においても重要な役割を果たします。階段を登る、重い物を持ち上げる、または長時間立ち続ける際に、強化された太ももの筋肉は、これらの動作をサポートし、疲労を軽減します。

要するに、スクワットはただの運動ではありません。これは、基礎代謝を高め、日常生活をより楽に、そして健康的に過ごすための重要な鍵なのです。だからこそ、毎日スクワットをすることは、私たちの体を大きく変えることができるのです。”

この原稿は、スクワットが太ももの筋肉を鍛え、基礎代謝を高めることの重要性を強調し、聴衆にその具体的な利点を理解させるのに役立ちます。

 概ね満足できる内容になった。細かい部分の表現は、自分なりの表現に変えればよい。このまま原稿を読むわけではないので、全くこれと同じようには話せないし、話すつもりも必要もない。あくまでも参考にしてこの点についてスピーチすればよいと思う。

 注意点としては、ChatGPTが出してくる情報には、時折、間違っているものもある。それぞれの数値やデータ、見解などは、自分でも再度チェックすることをお勧めする。

 次に、サポートメッセージの2は割愛することとして、サポート3の「自分の体験」も、実験のため、あえてAIに作らせてみよう。

自分の体験を作らせる時のコツ

 AIは、あなたの体験を知るよしもない。ない袖は振れないのだ。だから、作らせる時には、ある程度内容を提供してあげないといけない。AIの良いところは、整理する機能である。自分で思いつくままにランダムに文章を書き殴っても、きちんと整理してくれるのが大きな特徴だ。だから、なんでも良いので、思いつくままに、メモ書きのつもりで、内容を簡単に伝えてみよう。

プロンプト5(自分の体験の情報を与える):サポート3は、自分の体験です。次の内容を元に原稿を作ってください。私は腰の椎間板ヘルニアに苦しみましたが、ウォーキングを一日連続で30分とスクワットを毎日行うことによって、ヘルニアの手術をすることなく自然治癒によって時間はかかりましたが克服しました。ヘルニアになったことで私の人生は変わりました。より自分の体のケアをするようになったし、ウォーキングとスクワットが習慣になりました。少しでもサボると腰が痛くなるので、今でも毎日必ずするようにしています。

A Iの回答は次のとおり。

ChatGPT回答5:ヘルニアの経験を基にしたこのサポートメッセージは、あなたのスピーチに個人的な触れ込みを加え、リアリティと説得力を高めることでしょう。以下に原稿を作成いたします。

**サポートメッセージ3の原稿:**

“私たちが今日ここで話している「毎日スクワットをするだけで体が変わる」というメッセージは、私自身の経験からも生まれています。私は以前、腰の椎間板ヘルニアに苦しんだことがあります。これは私の人生に大きな影響を与えた出来事でした。

ヘルニアによる痛みは、日常生活において大きな障害となります。当時、医師は手術を勧めましたが、私は別の道を選びました。その答えは、毎日30分のウォーキングと、スクワットでした。はい、スクワットです。多くの人が思うほど、スクワットは単なる筋トレではありません。それは、私のようなヘルニア患者にとって、救世主のような存在なのです。

毎日のウォーキングとスクワットの習慣は、時間をかけてヘルニアを克服するのに役立ちました。この一連の運動によって、私の腰の筋肉が強化され、腰痛が徐々に軽減されていきました。手術を選ばずに自然治癒の道を選んだことは、私にとって大きな決断でしたが、それは正しかったのです。

この経験を通じて、私は自分の体をもっと大切にするようになりました。ウォーキングとスクワットは、私の日常生活の一部となりました。少しでもサボると、腰に痛みが戻ることを知っているので、今でも毎日必ず行うようにしています。

私の体験から言えることは、スクワットがただの運動ではなく、生活の質を向上させるための重要なツールであるということです。私のように、運動によって身体的な問題を克服し、健康な生活を取り戻すことが可能です。”

この原稿は、あなたの個人的な経験を通じて、スクワットが健康への影響に及ぼすポジティブな効果を具体的に伝えることで、聴衆に対してより強いインパクトを与えることができます。

 なかなか面白い文章を提供してくれた。多少手直しをしないといけないが、ほぼこのままでも遜色はない。あとは、オープニングとクロージングを仕上げれば完成だ。それらについては、別の解説と視点が必要なので、次の記事を参考にして欲しい。

ChatGPTで作るスピーチ原稿のオープニング・クロージング 正しいやり方はあるか?

きちんとした指針を持って修正しながら文章を作らせることが大切

ワンビッグメッセージとスマートな構成は自分で決める

 今まで見てきたように、なんの骨組みもなしにスピーチを作らせようとすると大変お粗末なスピーチ原稿しかできてこない。しかし、きちんと自分で話すトピック(ワンビッグメッセージ)を決め、自分で話の構成を考えた上で使用すれば、なかなか上質なものを返してくれる。ゼロから文章を作らなくても良くなり、その分、時間を節約できる。また、一人で思い悩むよりも、何か相談相手ができたようで、脳も刺激され、うまく活用さえすれば、こんなに便利なものはないと思う。

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折りたたみ椅子が並んでいる

デジタル時代なのに、輝くのはアナログ経験豊富なシニア世代?!

 テレビ東京のワールドビジネスサテライトの山川龍雄キャスターによれば、あるAIの導入を決めた会社では、最近、社員の中で成果を挙げている人と、挙げていない人に大きく分かれてきたそうだ。それは意外にも、ベテラン社員(成功)と若手社員(失敗)なのだそうだ。ベテラン社員にとっては、今まで自分がやってきたことを代わりにAIがやってくれるので、便利な道具として使いこなせる。一方で、若手社員は、AIを使っていても、それが生み出す間違いに気づかずに、そのまま鵜呑みにしてしまって失敗するということだ。今まで築き上げてきた経験に裏付けされた知恵は決して無駄にならないし、その知恵は、AIを使いこなす上において、今や大変貴重なものとなってきている、ということだ。

 スピーチでも同じことが言える。スピーチにおいて、ベテラン社員の知恵とは、何がよくて何が悪いスピーチなのか、その基準を理解することだ。それは長年かけて培われてきたプレゼンノウハウであり、相手を感動させるスピーチ技術だ。まずそれを学習し、理解しないことには、人工知能は使いこなせない。その基準・ノウハウを理解するには、良いスピーチ教室でそれを学習するのが近道である。それを学習する近道として、当講座を利用していただければ幸いだ。

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