【第2回】「スピーチはマーケティング戦略に似ている」

スピーチ・プレゼンで大切な視点

スピーチをする時は、必ず、何らかの目的があるはずです。

  • 相手を説得したい
  • 情報を伝えたい
  • 感動を与えたい
  • 行動喚起をしたい
  • 営業成績につなげたい

などなど。

つまり一言でいうならば、「スピーチを通して、聞き手に何らかの影響を与えたい」わけです。

でも、スピーチやプレゼンの準備をしようとする際、大体最初にすることは何でしょうか?まずパワポを開いいたり、ワードを開いて、プレゼン資料・原稿をつくりはじめてはいませんか?

でも考えてみてください。

スピーチは誰のためにするかというと、それはあなた自身のためではなく、「聞き手に何かベネフィットを持ち帰ってもらうため」、なのです。

つまり、スピーチ・プレゼンづくりの際に何よりも大切なのは、「私があなたに伝えたいこと」というような「自分視点」ではなく、「あなたにこんな良いことがあるよ!」という「聞き手視点」なのです。

にもかかわらず、いきなり原稿を書き始めたら、「聞き手が何を求めているのか」ではなくて、「自分が何を言いたいのか」に偏ってしまうと思いませんか?

自分視点では、「相手に影響を与える」ことは難しいでしょう。

 

スピーチはマーケティング戦略に似ている

 

そういう観点からいうと、スピーチとマーケティングは非常に似ています。こういうと少し驚かれるかもしれませんね。しかしこう考えるとクリアになると思います。

マーケティングの戦略設計をする際、何から始めるでしょうか?なんとなくあたりをつけて、いきなり商品開発をしたりするでしょうか?しませんよね。

対象となる市場やターゲット顧客の調査や分析をまず行って、市場性やニーズ、顧客の行動パターンなどをよく知ることから始めるはずです。

スピーチも実は同じなんです。

 

「調査・分析」が「良いスピーチ」の基点

 

構成を考える前に、マーケティングでいうところの、「調査・分析」のプロセスが、非常に重要なのです。

「感動させる」「説得する」「情報を伝える」などなど、色んな「スピーチの目的」が挙げられましたが、その目的を果たすためには、スピーチ構成上、どんな戦略を立てたらよいのか、更にその前に、どんな相手に対してメッセージを発するのか、をしっかりと考えることが、すべての「良いスピーチ」の基点となります。

スピーチ原稿作成やパワポ資料づくりの前に必ずすべきこと。

それは、「聞き手視点」で調査・分析し、それに基づいてどんなメッセージを構築していくのか、という、極めて重要かつ戦略的なプロセスを経ることなのです。

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