たった3週間で…!
「信元夏代のスピーチ術」編集長 信元です。
7月25日。家族とつかの間の3日間国内旅行をしていた時、出版社からメールが飛び込んできました。
なんと、7月5日の出版日から3週間弱しかたっていないというのに、売れ行きが非常に好調のため、すでに、「20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす」の重版が決まったとの知らせでした!!!
アマゾンを中心に、出版日からたった1週間で、1000冊ほどが出た模様…
なんだか他人事のようにびっくりしています…!
ありがとうございます!!
引き続き、アマゾンでの”絶賛”レビュー、SNSで拡散、社内報でおススメ、同僚・部下・上司にも!おススメ、大切な方にプレゼント、などなど、よろしくお願いいたします!!
あのこんまりさんの本を最初に手掛けた土井英司さんも…
出版してから、東洋経済、プレジデント、講談社、小学館、その他ビジネス雑誌等々で多数、20字本を取り上げていただいたり、記事にさせてほしい、というオファーをいただいたりしており、感激ひとしお…
中でも、快挙!なのが、土井英司さんの、「ビジネスブックマラソン」。
ビジネスブックマラソン・土井英司さんとは?
元アマゾンのカリスマバイヤー、現在は日本を代表するビジネス書評家として雑誌、新聞、TV、ラジオ、インターネット等、幅広いメディアで活躍する土井英司が執筆する書評メールマガジン(無料)。年間約1,000冊を読破する土井が、本の目利きとして、ビジネス書を中心に「仕事と人生に役立つ良書」を1日1冊厳選して紹介している。本メールマガジンで紹介されたことをきっかけにベストセラーとなった書籍は数知れず。「書評コメントを広告コピーや本の帯に」と絶え間なくオファーが寄せられる。2004年発刊開始以来、出版業界人はもとより、全国の経営者層、各界の著名人にも愛読されている。 読者数56,088人(2015.7.20現在)
(「ビジネスブックマラソンとは」より引用)
ビジネス書の著者ならだれもが取り上げてもらいたいと思うメルマガらしく、毎日土井さんの元にたくさんの新書が届けられるそうです。
でも土井さんに取り上げてもらえるビジネス書はほんの一部。
にもかかわらず!
2019年7月23日掲載のVol.5320で「20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす」が取り上げられたのです!!
◆参照元の7月のビジネスブックマラソンはこちらから:http://eliesbook.co.jp/review/2019/07/
なぜ、「1分」、「伝え方」、ではスピーチが上達しないのか。
ちまたには、「1分で〇〇〇」、「伝え方が〇○○」のようなアプローチのプレゼン本があふれています。
確かに、手っ取り早いプレゼン・スピーチ上達法のように感じられることでしょう。
でもあえて提言します。
「スピーチ・プレゼン術とは、単なる短く話す話し方、ではありません!!」
「1分」などは「興味を持ってもらう」には大変有効
まず、「1分」について。
これはエレベーターピッチの手法から来るコンセプトです。
エレベーターピッチとは、アメリカ発祥の、エレベーターに乗る短時間の間に短時間でプレゼンを行いビジネスチャンスにつなげるテクニックのことです。
ミーティングでの発言や、忙しい相手に手短にポイントを伝えたいとき、さらには自己PRなどにも大変有効な手法で、私自身ももちろん、エレベーターピッチを教えたりしています。
プレゼン・スピーチは「興味を持ってもらう」の先、「相手を動かす」ことが目的
でも!いわゆる「プレゼン」や「スピーチ」は、1分では終わりません。そして、ビジネスプレゼン・スピーチでの最大の目的は、「相手にしっかり伝わること」ではなく、「相手を動かすこと」、つまり、何らかの意思決定やネクストステップにつなげることです。エレベーターピッチが有効なのは、相手に「興味を持ってもらう」こと。さすがに1分では「相手を動かす」までには至りません。
ではどうしたら「相手を動かす」ことができるのか。
プレゼン・スピーチは情報の整理術
詰め込めば詰め込むほど伝わらないプレゼン・スピ―チ
ビジネスプレゼン・スピーチでは、伝えたい情報が山のようにあることでしょう。
新商品のPRなどを考えてみてください。あんな新機能、こんな機能改善、ここが便利、画期的なデザイン、お手頃な価格… たくさんの「良いところ」を伝えたくなることでしょう。
しかし、プレゼン・スピーチというのは、言いたいことを詰め込めば詰め込むほど、実は伝わらなくなるものなのです。
「相手を動かす」プレゼン・スピーチは「詰め込む」のではなく「削ぎ落す」
効果的に「相手を動かす」ためには、沢山ある伝えたい情報を、いかに、「聞き手視点」に合わせて絞り込み、彼らにとって不必要な情報は削ぎ落とし、聞き手視点の情報の種類やレベル感を揃えながら整理し、論理的かつ共感を呼ぶべく、分かりやすく、印象付けられるか。
ここに必要なのは、「情報の整理術」、つまり「思考力」の部分なんです。沢山の情報→整理する、並べる→アウトプットする。
誰が聞いても、同じメッセージを受け取ってもらえるのか。そこが肝です。
スピーチ・プレゼンでは、1分などの「伝え方」は全体の2~3割、7割~8割は「情報整理」
ここが緻密に設計されて初めて、どう伝えるか、というところに行きつくわけです。つまり、「伝え方」は、徹底的に思考を働かせてメッセージを明確化した「あと」の、最後の作業にしかすぎません。そしてその「伝え方」の部分は、割合にするとほんの2~3割と考えてよいでしょう。逆に7~8割は、情報の整理術に時間を割くべきなのです。(9割も伝え方に時間を割いてしまっては、到底、相手を動かすプレゼン・スピーチには仕上がりません)
そして、通常のビジネスプレゼン・スピーチは、1分では終わりません。
百歩譲って、1分で終わるとしましょう。
でもその1分にまとめ上げるためには何をすればいいのでしょう?
そう、「情報の整理術」です。
短ければ短いほど肝となるのが「情報整理」と「削ぎ落し」
実はプレゼン・スピーチは、短ければ短いほど、準備が大変なのです!!!なぜなら、完全に聞き手視点に立って情報を徹底的にそぎ落とさないといけないからです。
長いプレゼンの場合も、盛り込みすぎると伝わらなくなります。ここでもやはり聞き手視点に立って情報を整理していく必要があるのです。
ね?「情報の整理術」でしょう…?!
著書『20文字に削ぎ落す』が今各誌で注目される理由
どんな長さであっても、どんなシーンでスピーチ・プレゼンするのであっても、誰がそれをする・聞くのであっても、必ず必要なのが、この「情報の整理術」。
だからこそ、プレゼン・スピーチをするすべての方に必要なのが、「20字に削ぎ落とす」情報の整理術である、ということがお分かりかと思います。
この手法に高評価をいただいているからこその、重版、そして各誌でフィーチャーされている所以ではないでしょうか…