リーダーのための感動スピーチ術 スピーチスキルはマネジメントに役立つのか

あなたがチームリーダーとして成功するには、いかにチームメンバーと効果的にコミュニケーションが取れるかにかかっていると言っても過言ではない。リーダーは、さまざまな状況に応じて、相手の話を受け止めることはもちろん、適切なスピーチ(情報発信)をして、チームを発奮させたり、説得したり、要点をまとめなくてはならない。そんな時に役立つのが、スピーチ力だ。

 このブログのコーナーでは、さまざまな場面でリーダーシップが取れるように、目的や状況に応じたスピーチのあり方を解説し、円滑なチーム内でのコミュニケーションの手助けになることを狙いの一つとしている。チームを動かすには、相手をワクワクさせたり、安心させたりという、場面に応じた話ができないといけない。そういう人を動かすアートを習得し、相手の動機付けとなるスキルを自由自在に操り、信頼と権威を持って、自信に溢れたスピーチができるようになるのがゴールだ。

 特に、この記事では、そのための基本概念として、スピーチ力を磨くことが、いかにパワフルできめ細やかなリーダーシップを取れるようになるか、あなたが目指す理想のリーダー像を実現できるかを詳しく解説する。またマネジメントとスピーチの関係についても考えていきたい。

リーダーシップには欠かせないスピーチ力

チームメンバーとの効果的なコミュニケーション能力は、チームリーダーとして成功するための必須条件のうち一つだ。家庭、学校、職場、社会などのさまざまな場面で、リーダーは、チームに対して、

  • 情報を伝達し、
  • 理解してもらい、
  • 相手からの意見も吸収し、
  • まとめ上げ、
  • 実行に移していく。

そのためには、お互いの意思疎通を円滑に行ない、 人間関係をより円満に築くことが求められる。それがコミュニケーション能力であり、リーダーシップを取るにあたって、行動力と共にとても重要な位置を占める。

 リーダーは、時として、

  • 専門分野での自分の知識をシェアするスピーチを頼まれたり、
  • 非常にデリケートな悪い知らせをメンバーに伝える

ことをしなくてはならなかったりする。また、中には、組織のためというよりも個人の利益のために頑張るチームメンバーもいるので、そんな人たちとの良い人間関係を構築しなくてはならない。そのためには、人の心を動かすスピーチもしなくてはならず、また、適切な言葉を選んで、しかも要点を突いた話をしないと疎んじられたりする。リーダーとは結構大変な役割だ。

 そんな大変な役割を、簡単にしてくれるツールがあればどうだろう?

 そのツールがスピーチ力だ。

 スピーチを磨けば、明確に組織の使命を提示できたり、それを分かりやすくかみ砕いて説明できる。その結果、メンバーはそれぞれの役割を果たすことができ、一人ひとりが有機的に機能し、それぞれのリーダーシップを発揮できるようになる。だからスピーチスキルを学び、磨き、身につけることで、結果リーダーシップを習得できる。

話し下手でもリーダーシップを発揮できるスピーチ術はある

「私は話すのが苦手なのでリーダーに向かない」と思っている人は多いと思う。しかし、饒舌さは必ずしも必要ではない。多くの言葉を発しなくても、行動力で示したり、自身が模範となることでリーダーシップを発揮する人もいる。それに、話し下手には、話し下手なりのスピーチ術というものがある。それを学べば良いし、話し方は、学習すれば習得することができる。筆者も、スピーチが苦手だった。しかし、そのコツを教えてもらい、常に心がけたところ、スピーチを教えるまでになれた。

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真のリーダーと形だけのリーダー

 大きな組織の中には、役職はリーダーだが、部下から慕われていなかったり、疎んじられたりする人を見かける。それは、役職の変化とともに自分自身が変化・向上していないことが一つの原因だと考えられる。自分の人間としての成長、スキルを磨くことなしには、十分なリーダーシップを発揮できない

 実は、スピーチスキルを磨くことは人間性の向上にもつながる。スピーチとはあなたの人間性が自然と滲み出るものなのだ。スピーチを書き、推敲し、より良いものに仕上げていく作業は、深い内省を促し、自分との対話を活発化させてくれる。その結果、否が応でも人間性が成長させられるのだ。

 つまり、真のリーダー、自分が目指す理想のリーダー像に近づきたい、または、効率よくハツラツとリーダーの仕事をこなしたいならば、スピーチスキルを磨けば良い。それによって自分自身が成長でき、それが一つのきっかけになって、大きな転機につながることになる。

リーダーシップとは誰でも備え持つもの

 大きな組織の中で、「課長」「部長」などと呼ばれる人たちだけがリーダーシップを持っているとは限らない。長い人生の中で、どんな人でも必ずリーダーシップを取るべき時がやってくる。

 例えば、自分が親になれば、子供をリードし、導かなくてはならない。ちょっとした行事があった時、リーダー役を頼まれることもある。人が複数集まる時、その中の誰かがリーダー役を演じることでグループとしてうまく機能できる。

 だから、スピーチを学び、リーダーシップを習得しておいて決して損をすることはない。いつかその状況が突然生まれた時に、対処することができる。

リーダーシップでより人生を有意義に

 自分はフォロワーだと思っていても、自分の意思を持って、積極的に仕事に取り組む時、人は自然とリーダーシップを発揮しているものだ。そういう時、人はイキイキしている。

 リーダーシップがうまく取れるようになることで人生はより楽しくなる。もともとリーダーシップは、誰にでもあるものだ。自分の人生の主人公は、自分であり、自分でコントロールしなくてはいけないからだ。自分の生まれながらの使命、天命を全うするためには、やはり、リーダーシップが必要であり、そのためにもスピーチスキルを学び、リーダーシップを習得することは有意義だ。その結果、自分の思うような人生を過ごすことができるようになる。他人に自分の人生をコントロールされることほど面白くないものはない。

マネジメントとの違い

 ビジネスシーンにおいて、「マネジメント」や「リーダーシップ」という言葉がよく聞かれる。いずれも目指す方向は同じだが、まったく同義ではない。本来、マネジメントは目標を達成するための「手段や管理」を主に指していて、組織の理念やビジョンに基づいて目標を達成できるように計画し、進捗状況を観察し、必要に応じて修正や改善をすること。

 一方で、リーダーシップは目標を成し遂げるためにメンバーを導く「行動力」を指している場合が多い。今日、リーダーシップの定義には、さまざまなものがあり、時代とともに変化している。

 また、マネジメントのためには立場や肩書きだけではなく、リーダーシップも求められるし、リーダーシップを発揮するには一定のマネジメント能力は欠かせない。このように、異なる意味、役割を担いつつも、相互に関連しているのがリーダーシップとマネジメントである。実際、多くの場合、混同して用いられることが多いようだ。リーダーシップ、マネジメントについては、ドラッガーが多岐にわたる示唆をしていて参考になる。

マネージャーとリーダーに必要なスキル

 マネージメントとリーダーシップにおいて共通して必要なスキルはいろいろあると思う。意志力、決断力、行動力、コミュニケーション力、事務処理能力などが考えられるが、その中でも、コミュニケーション能力は重要だ。コミュニケーション能力を磨くには、スピーチスキルを向上させることで恩恵を受けることが非常に大きい。

スピーチを磨くとどうなるか

 例えば、スピーチのスキルアップの中には、フィードバックの方法も含まれる。

 ちなみに、フィードバックとは、相手の業務に対する姿勢や行動に対する自分の率直な感想を、口頭、または文章で指摘してあげること。その感想は、軌道修正や動機づけ、教育的な内容、仕事に対する評価や、今後の改善点の指摘などを含む。受け手にとって有益な情報を送ることにより、その人のパフォーマンスを上げることがゴールだ。

 もし、準備されたスピーチがあったとしたら、それに対して、漫然と聞いて感想を述べるのではなく、きちんとしたフィードバックを言ってあげることが大切だ。フィードバックすることで、その内容がスピーカーにとって有益であることはもちろんだが、自分にも大きなメリットがある。それは、聞く力を伸ばし、分析力を持って素早く考察し、的確に短い時間で要点をまとめ、それを適切な言葉で伝える、という訓練になるからだ。

 マネジメントを成功に導くためには、リーダーとして、チームメンバーに対してフィードバックを行うことが基本的な活動として必要である。このフィードバックを適切に行うことで、

  • チームメンバー個人がやる気が出たり、
  • グループ全体のモチベーションアップに繋がり、
  • プロジェクトを成功に導ける。

だからフィードバックは大切なのだが、このフィードバックの仕方を知らない人が案外多い。効果的なフィードバックは学習できるし、その方法は、体験事例を交えて学ぶべき重要なポイントだ。

 フィードバックの他にも、

  • ブリーフィングのやり方、
  • 悪い知らせを発表するときに注意すること、
  • 報償を与えるときのスピーチや、
  • 変化を告知するときのスピーチ

など、ビジネスのいろんな場面におけるさまざまなスピーチをどう行うかを学ぶことで、リーダーシップをマスターすることが可能になる。

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