Mrs. Global Asian日本代表として、”美姿心道”を伝えるミッションをスピーチで実現

「信元夏代のスピーチ術」編集長 信元です。

個人コーチングのご依頼をいただく方々は、シリコンバレーのベンチャー起業家からグローバル大企業の経営層の方、トップコンサルティング会社のシニア層、就活中の方からママプレナーとして新たな道を歩き出そうとしている方、多様な業界、立場の方々がいらっしゃるのですが、その中でも近年ご依頼が増えてきているユニークなポジショニングの方々がいらっしゃいます。ミスコン・ミセスコンと言われる、ページェント出場者の方々です。

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ページェント出場者の方々は、大会の舞台上で、自己紹介のためのアピールタイムがあり、ここで、自分自身のミッションや意気込みなどを伝える、コンテストスピーチを必ず行います。これまでの人生を振り返り、自分自身の価値観を明らかにし、これから目指す将来像を、たった1,2分のスピーチにまとめ上げる。しかも、その方ご自身の「ことば」で。正に、私が得意とするスピーチのお手伝いです。

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ページェント出場者の方々は、大会の舞台上で、自己紹介のためのアピールタイムがあり、ここで、自分自身のミッションや意気込みなどを伝える、コンテストスピーチを必ず行います。これまでの人生を振り返り、自分自身の価値観を明らかにし、これから目指す将来像を、たった1,2分のスピーチにまとめ上げる。しかも、その方ご自身の「ことば」で。正に、私が得意とするスピーチのお手伝いです。

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ページェント出場者の方々は、大会の舞台上で、自己紹介のためのアピールタイムがあり、ここで、自分自身のミッションや意気込みなどを伝える、コンテストスピーチを必ず行います。これまでの人生を振り返り、自分自身の価値観を明らかにし、これから目指す将来像を、たった1,2分のスピーチにまとめ上げる。しかも、その方ご自身の「ことば」で。正に、私が得意とするスピーチのお手伝いです。

ページェント出場者の方々は、大会の舞台上で、自己紹介のためのアピールタイムがあり、ここで、自分自身のミッションや意気込みなどを伝える、コンテストスピーチを必ず行います。これまでの人生を振り返り、自分自身の価値観を明らかにし、これから目指す将来像を、たった1,2分のスピーチにまとめ上げる。しかも、その方ご自身の「ことば」で。正に、私が得意とするスピーチのお手伝いです。通常ページェント出場者の方々には、たった3回の個人コーチングセッションで、これを実現します。

コーポレートのコーチングについてはなかなか守秘義務等があってご紹介ができませんが、今回も、ページェント出場者の事例をご紹介します。Mrs.Global Asianに日本代表として2023年世界大会に出場予定の、岡崎裕子さんです。

これまでの人生、全て失敗してきたんです

初回セッションで裕子さんはこうおっしゃり、私は少し驚きました。なぜなら、Zoomの画面に映る裕子さんは、優雅で明るい笑顔が魅力的で、ポジティブなエネルギーさえ伝わってきたからです。

でもこれまでの裕子さんの道のりをお伺いすると、こうお話してくださいました。

小学生の時に「世界の人と友達になろう」というコンセプトであったLabo Partyに入って活動していた。そして中学の時に韓国へホームスティし、大学でアメリカに行く予定だったが叶わず。海外旅行の機会はあったが、英語を勉強しようとしても基礎英語以下のレベルのまま過ぎてしまった。その後もモデルとして看護師としても世界へ行くきっかけを探すが、熱量も足りず実現できず。ファッションモデルとして挫折後、生活のために看護師として生きてきて中で、やはり「表現をすることがしたい」との思いが強くなり、その方法の一つとして週末起業にトライするも、こちらも中途半端の空振り状態。「大嫌い、一生合わない」と、SNSを全てブロックした人もいた。目上の人にも構わず、違うと思えば直球を投げかけてしまうことが多々あり、結果可愛がられず嫌われ、引き上げてもらえずを繰り返して来た。結婚も失敗。

”これまでの人生、ことごとく失敗をしてきました。自分は自尊心がかなり低い人間です。”

でも、”自分の手で自分の心に光を与えてあげたい”んです。

人生の最後のチャンスと思ってページェント出場を決めました。

明るく笑顔を放つ姿の奥底には、何層にも年輪のように積み重ねてきた彼女ならではの何かがあるはず。その層を一枚ずつ開いていくと、どこにたどり着くんだろう。そんな思いで、私は裕子さんに沢山の問いかけをしていきました。

  • 一番どん底だったのはいつ?どんな状況?
  • 沢山の失敗から得たものは?
  • 失敗を重ねたからこそできる自分だけの社会への貢献とは?
  • 挑戦したい、と思うようになった最大のきっかけは?
  • 自分の価値観に影響を与えた人は?
  • アジアンビューティーとは?自分ならどうそれを定義するか?
  • これから目指す将来像は?なぜそれ?どうやってそこにたどり着くのか?
  • それをやることで、自分は、周りは、世界がどう変わっていくのか?

意外な人物が裕子さんの人生を好転させるきっかけに

モデルとして仕事をする傍ら、裕子さんは、国家資格を持った看護師として、重度の障がい者施設でも働いていました。志高く働く裕子さんは、施設で働く支援員の方々からすると、あこがれの的…ではありませんでした。資格を持たない支援員たちの中に、たった一人、国家資格を持った看護師・裕子さんが入ってきたことで、嫉妬の目が裕子さんに集中し、ことあるごとに全て裕子さんが責任を負わされる羽目に。裕子さんはどんどん精神的に追い詰められていきます。もう無理…辛すぎる…と、どん底すれすれにいた時に、救ってくれた人がいました。

中川のりゆきさん、通称、「のりさん」。

のりさんは、重度の障がい者で、コミュニケーションも取れない、じっとしていることもできない、そして知覚過敏で体に触れられることにも過剰反応を示すような方でした。

その日、裕子さんは、残された気力を絞りだして、なんとか仕事に行きました。すると、のりさんが何かを感じ取り、顔をスレスレに近づけてじっと覗き込んできました。そして、普段は手を触ることもできないのりさんが、裕子さんの、手をグッとつかみ、トイレに連れていき、裕子さんの手に自分の手を重ね合わせてパンパン叩いて、満面の笑顔をくれたのです。

心の奥の奥まで覗き込まれる気がしました。

「救われた…」。

言葉もなく何もできず、人としての扱いさえ受けてこなかったのりさん…たぶん、だからこそ、心を全開にして裕子さんに接してくれたのでしょう。これをきっかけに裕子さんは、自分も心を全開にひらいて、真正面から自分に向き合おう、と自分自身に誓ったのです。

世界一優雅な日本女性の美を世界へ発信したい

のりさんのおかげで、裕子さんは心を全開にして、「表現者」として「世界一優雅な日本女性の美を世界に発信したい」、という想いが加速しました。

ところが、セッションの中で沢山の質問に答えていただいている中で、その「世界一優雅な日本女性の美を世界に発信する」ということは、どんなことなのか、具体的に何をして、どんな方法で発信していくのか…何か光が遠くに見えているのは分かるけれども、霧に隠れてどんな光なのか、どこにあるのかがピンポイントに分からない、という状態にある裕子さんに気づきました。

モデルとしても活動してこられた裕子さんは、「表現者」として何かをしたい、という想いから、自分なりの方法を模索するため、現在、日本舞踊の先生から和の所作を学んでいらっしゃいます。いわゆる”モデルウォーク”と言われているのは西洋の動き方で、体を大きく使い、曲線美を見せるものだが、同時に身体に負担がかかるものだ、と気づいていました。一方で、和の動き方は、「天と地」がつながるような、上下に伸びるラインを表現する動きで、ただそこにいるだけでも吸引力があるような、「静の美」が特徴です。それはとても優雅な動きで、日本人女性ならではの美しさといえます。

その美しさを武器に、自分の手で自分の心に光を与えてあげたい。そのために、コンテストに出てみたい。そしてその先には、「世界一優雅な日本女性の美を世界へ届ける旅」をしたい、という夢を裕子さんは描いていたのです。

ところが、その「旅」とは具体的にどういうことなのか、深めて行こうとすると、霧の中に入ってしまったように、見えなくなってしまいました。

次のセッションではここをもっと掘り下げていくことにしました。

  • どんな方法で世界に届けるのか?
  • 何をすればそれを届けられるのか?
  • 自分にしかできない方法は何か?モデル?ダンス?所作を教える?SNSでメッセージを発信?
  • これを世界に届けると、世界の人たちはどうなるのか?
  • 自分自身は何を目指したいのか?

いわば、大きな綿菓子のように、ふわふわしたものが大きく絡まり合っていて、心棒は真ん中にあるのに、どこからこの綿菓子をやっつけて行けば心棒にたどり着くのか、途方に暮れる、というようなイメージでした。

ひとつ、大きなイメージとして裕子さんが持っていたのは、山口小夜子さんのような表現者にあこがれていて、小夜子さんのように、自分なりの”何か”を以て表現者として活動していきたい、ということでした。

憧れの伝説の日本人スーパーモデル、山口小夜子さん

そのセッションの翌日、ニューヨークで放送されている日本語テレビ番組をつけてみると、なんと、NHK総合テレビの「ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち」で、山口小夜子さん特集をやっているではないですか!!これは偶然であるはずがない。必然だ!!裕子さんのスピーチの鍵が見つかるかもしれない!!私は、やっていた作業を中断して、この番組を最後まで見ることにしました。

この番組は、時代の「ヒロイン」として輝きを放ち後世に語り継がれる伝説を作った女性たちに、若手女優が取材や様々な体験を重ねながら迫っていくドキュメント番組。その12月5日放送回では、日本人としての美しさを武器に世界の美意識を変えた山口小夜子さんの人生に、女優・茅島みずきさんが迫る、という内容でした。

その番組の中で、小夜子さんを知る関係者の方々は、小夜子さんのことをこう話していました。

服を着るということは、自分の外にある世界とのコラボレーション。服と出会い着ることによってはじめて生み出される、小夜子さんの世界観があった。自分はどういう風に生きるか。それを追求したありのままの美しさが、小夜子さんが表現する世界につながっていった。

つまり、あるがままの自分、自分の良さとは何なのか、自分の良さを最大限出すことを模索し続け、それを見つけて安住するのではなく、自分を信じて、心を全開にして、さらに挑戦し続ける精神…それこそが、”ありのままの美しさ”、ということなのでしょう。

生前の小夜子さんへのインタビューで、彼女はこう語っていました。

「髪を染めなさい、外人のようにしなさいと言われ続けても、あるがままの私でいたこと、それが私にとってすべての起点でした」

「本当にやりたいことを自分がやりたいと思ったら、辛いこともあるかもしれないけど途中で辞めないでやり続けていくってことを頑張って欲しい」

ここから、裕子さんがたどり着こうとしていた”綿菓子の心棒”が少し見えてきました。

小夜子さんの中には、何があっても変わらない、真っ直ぐな「軸」がある。その軸とは自分を信じることであり、信念であり、あるがままの自分を受け入れる寛容さであり、弱さを超えてやり抜く強さである。その軸から大地につながる根を張った生き方、在り方を実現することで初めて、表現者として「動」で誤魔化さず、「静の美」で人を感動させることができる。

この番組を見ていて、あるアメリカの著名女優が言っていたセリフを思い出しました。

「表現者として舞台に立つということは、舞台の上で素っ裸の状態で後ろを向いて立ち、観客に向かって、Uncomfortableなほどゆっくりと前を向いていくようなプロセスだ。それほどすべてを脱ぎ捨てて、あるがままの姿をひけらかす度胸が必要なのだ。」

裕子さんがなさりたいことも、この女優さん、そして小夜子さんの価値観と共通していて、自分の心を、自分自身を、全開にして、あるがままの姿をひけらかすことで、自分の周りに余白の美を生み出し、派手に動かなくとも、「静」の状態からダイナミックな美しさを表現できる。そして、そんな風に、裕子さんに「全開」にする勇気を与えてくれたのは、のりさん。

だから、裕子さんが目指す「表現者」とは、モデルでもなく、ダンサーでもなく、女優でもなく、「静」の動きを回りの環境と融合させて生み出す世界観を表現するアートなのだ、と分かりました。これを私は、「Movement Art」、と表現することにしました。

Illuminate Inner Self~Movement Artで内面に光を当てる、美姿心道(Bijindo)

裕子さんのMovement Artは、舞台で一方的に見せるもの、ではありません。

静寂の森の中、慌ただしい都心の街中、神聖な神社、偉大なモニュメントの前、或いは何もない草原。

「舞台」となる「環境」ひとつひとつに意味があります。その「環境」が大きなキャンバスならば、そのキャンバスと融合する「静」の動きと、ミニマムな衣装・小道具(例えば布一枚、扇子ひとつ、など)で、余白の美を表現し、世界観を伝えます。

例えば、Mrs.Global Asianの舞台となるマレーシアなら、同国のシンボルともいえる「ペトロナスツインタワー」。このツインタワーは、目覚ましい経済発展、多民族・多文化の社会、多様性を受け入れて お互いに尊重し合う文化を意味するものです。例えば、多様な色・模様が合わさった布を一枚持って、天に向かってうずを巻きながら(横のエネルギーを取り込みながら)上昇していくような、静の中にもダイナミックさが感じられる動きで世界観を表現します。

その動き、在り方は自然・周囲の環境と一体となること。

自然のリズムと共鳴すること。

間合い、余白を大事にすること。

そんなMovement Artこそが、裕子さんが目指す「表現者」としてのアートなのです。それを裕子さんご自身が美姿心道(Bijindo)、と名付けました。

西洋の動き=横への動きでは、摩擦が生じる(戦争)こともありますが、東洋らしい、縦(天と地への方向)の動きを知ることは、自己の世界を築くこと、戦争のない世界、平和、共存へ通じる、と裕子さんは信じています。

もちろん、洋の表現方法、在り方を否定しているのではありません。

昔の日本人はとても素晴らしいものを持っていて、洋風の生活様式に憧れ取り入れたことで、素晴らしい恩恵を受けてきました。でも、洋の美に憧れるばかりに自分達が素晴らしいものを持っていることを忘れてしまった。洋の快活な美とは異なる和の優雅な美しさ…それを日常に取り入れ、自身の心身の軸を整える方法は欧米人の方も知りたいと思うはず。今は知らないだけ。

自分自身の手で自分自身の内面の美にそっと光を当てよう、というメッセージを、美姿心道(Bijindo)というMovement Artを通して世界中の人たちに伝えていく、ということ。

Illuminate inner self。

これが裕子さんのワンビッグメッセージ® となりました。

このワンビッグメッセージ® を、大会でのスピーチではもちろんの事、今後の美姿心道(Bijindo)の活動のキーワードとしても、そして、裕子さん自身のブランドステートメントとしても使っていくことになります。

目標地点にたどり着いたら…

ページェント世界大会を終えられた方々は、ブレイクスルーの会員制オンラインサロン、ブレイクスルー・スピーキング・アカデミーに参加し、更にスピーチのスキルアップを通して世界中の素敵な女性たちと一緒にプレゼンスを高める努力を続けらる方もいらっしゃいます。

世界の舞台でプレゼンスを高め、発信力のある自分へと成長をしていくためには、一つの目標が達成出来たらそれで終了、では当然実現できません。継続的に努力を続けていくことのできる人だけが、成功の道を進むことができるのです。でも時には自分一人では難しいこともあるでしょう。だからこそ、志の高いグローバル女性たちと一緒に、励まし合い、学びあいながらお互いを高めていくことが、実は自己実現の最短距離なのかもしれません。

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※ご注意事項:無料相談によるスピーチやプレゼンの指導は行っておりません。予めご了承ください。

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