【全4回シリーズ:1人1人に1本の花を】第1回-聞き手にメッセージを持ち帰らせる「リーセンシー効果」

「信元夏代のスピーチ術」編集長 信元です。

こちらのコラムで、「7秒-30秒ルール」についてお話しました。

聞き手は最初の7秒でスピーカーであるあなたの印象を決め、30秒であなたの話が聞くに値するか面白そうかを判断してしまう、というものです。
ですから、冒頭でいかにインパクトを出せるか…がスピーチ技術の肝になってきます。

ではスピーチのエンディングはどうでしょうか。

クロージングで考えるべき「リーセンシー効果」とは

リーセンシー効果は、広告用語としてよく用いられるのですが「購買の直前に接触した広告が購買行動に影響を与える効果」のことを言います。

「リーセンシー(Recency)」とは「リーセント(Recent)」の名詞で、最新の、とか最近、といった意味です。

例えば、支払いをする直前、レジ待ち中に目に飛び込んできたチョコレートのPOP広告を見てつい買ってしまう…といった消費者行動を引き出すのが、このリーセンシー効果です。

実はスピーチの場合も、この「リーセンシー効果」が効力を発揮します。

聞き手はスピーチの最後、つまりクロージングで語られた内容を、「最新の情報」として最も記憶に留めて会場を後にします。

オープニングで聞き手の興味や注目を十分に引き付け、巧みにストーリーを語ったにもかかわらず、クロージングでビシッと締めることができなければ、始めよくても終わり悪し。

それではせっかくのスピーチも台無しになってしまいます。

ですから「最初に何を語るか」と同じくらい「最後に何を語るか」も非常に重要です。
戦略的にクロージングのメッセージを構築することが大切なのです。

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