志望動機・自己PR作成に!面接官に採用したいと思わせる面接準備法

面接官に上手に志望動機の話や自己PRできますか?

この記事を読むあなたは、今まさに面接の準備をしていて、どのように志望動機や自己PRをすればよいか困っている所ではないだろうか。

面接官にこの人を採用したい!と思わせるコツは、志望動機や自己PRの際に、ただ自分の強みや想いを伝えるのではなく、会社と自分の共通点から導き出した、面接官が一緒に働きたい!採用したい!と思う1つの強力なメッセージ(ワンビッグメッセージ)を伝えることだ。

今回は、私がスピーチ・プレゼン指導するブレイクスルースピーキングのウェビナー基礎コース受講者の皆さんに大変好評だった、気持ちよく面接を終えることができ、面接官に「一緒に働きたい」と思ってもらう面接準備方法についてお伝えしよう。

スピーチ準備が面接準備に使える理由

スピーチ準備が面接準備に使える?というとあまりピンと来ないかもしれないが、沢山のスピーチ、沢山のプレゼンの中から自分のスピーチやプレゼンを強く印象付け、勝利を勝ち取るスピーチ(プレゼン)は、大勢の面接をする面接官にあなたを印象付け、採用したい!と思ってもらう(大勢の中からあなたを選んでもらう)状況と同じだ。

この為、スピーチ上達のコツがそのまま面接対策に応用できる。特に、スピーチ(プレゼン)の準備は、そのまま面接の準備に使える。

面接で自分の印象が残らない、面接官がちっとも興味を示してくれない、いい自己PRや志望動機が作れない、何か平凡、と悩むなら、是非この手法を試してほしい。

面接官に採用したいと思わせる!必勝!面接準備法!

スピーチ準備法を応用した、面接準備の流れは以下5ステップ

  1. 相手の会社を徹底的に調べる。
  2. 共通点を探り、お互いのマッチングポイントを1つ見つける
  3. 1つのマッチングポイントから、ワンビッグメッセージを作る。
  4. 3つのサポートメッセージを考える。
  5. 自分の話し方をビデオで録画してチェックする。

では次に、それぞれのポイントを順番に解説しよう。

1.相手の会社を徹底的に調べる

事前調査方法とポイント

  • ホームページやニュース、会社四季報をチェック
  • 実際に働いている人、OB訪問で直接話を聞く
  • 企業のコアバリュー・文化を研究する
  • 面接官の事も調べておくのも◎

相手の企業についてできる限りの情報を集めよう。ホームページや、その企業に関連したニュースを検索したり、会社四季報をチェックしたり、そこで実際に働いている人と知り合いがいないか周りに聞いて見たり、OB訪問をしてみよう。そして、その企業のコアバリュー、企業文化などをよく研究しておくといい。

もし、面接官が事前にわかれば、その人のことを調べておくのもいいだろう。そうすれば、あらかじめどんな質問が来るか予想がつくかもしれないし、その人の会社での経験や個人的な意見を逆にこちらから聞いたりできる。(ちなみに、面接官の個人的な見方、会社の企業文化に対する想いなどを聞くことは、ぜひお勧めしたい逆質問のうちの一つだ。)

事前調査が有効な理由(面接準備も仕事の準備も同じ!)

例えば、何か新商品を開発し、売り出そうというとき、あなたは何から始めるだろうか。なんとなくあたりをつけて、いきなり商品開発をするだろうか。それだと、きっと売るのにかなり苦戦するに違いない。まず、対象となる市場やターゲット顧客の調査や分析を行って、市場性や顧客のニーズ、行動パターンをよく知ることから始める方がベターだ。なぜなら、顧客の求めるものを用意するから、たくさん買ってもらえるのだ。

スピーチでも面接でも同じこと。相手が求めているものを話すから身を乗り出して聞いてくれる。

2.共通点を探り、お互いのマッチングポイントを1つ見つける

まずは手順から

  1. 自分と相手の共通点を探る(共通点があるほどに相手に共感してもらえる)
  2. 互いのマッチングポイントを1つ見つける

それぞれのポイントは以下

2-1.自分と相手の共通点を探る

相手のことがある程度分かったら、自分と相手の共通するものは何かを探る。自分の過去の職歴(体験・知識)を深く振り返って分析すると良い。そして、自分がその会社に何を与えることができるのかを深く考察する。共通基盤が増えれば増えるほど、相手により深く共感してもらえるだろう。

2-2.互いのマッチングポイントを1つ見つける

共通点が確認できたら、その中から、何か一つだけ、一番自分がしっくりくるものを選ぶ。例えば、相手の企業理念と、自分の理想とする生き方や過去に達成してきたことが近いなら、そこに焦点を当てるといいだろう。

3.1つのマッチングポイントから、ワンビッグメッセージを作る

2で見つけた一つの共通点を20字以内で表現し「ワンビッグメッセージ」を作ろう。

このワンビッグメッセージを、志望動機を聞かれたときや、自己PRを求められた時に披露する。

ワンビッグメッセージとは?

ワンビッグメッセージとは、自分のスピーチ・プレゼンを通して一番アピールしたいポイントのこと。日本語なら20文字以内、英語なら10ワード以内で作る。

スピーチやプレゼンで勝利するには、言いたい事を1つに絞るのが大前提だ。そうでないと、観客はスピーカーやプレゼンター何を言っているのか捉えられず、印象にのこらないまま終わってしまうからだ。

言いたい事を1つに絞り、スピーチやプレゼンの構成をその1つの強力なメッセージを伝える為の構成にすることで、観客やクライアントに強い印象を残すことができる。この為、大勢の面接をする面接官に自分の印象を強く残すのに、このワンビッグメッセージが有効なのである。この手法は、後の仕事にも役立つ。

面接で好印象かつ覚えてもらえる!ワンビッグメッセージのメリットは絶大!

スピーチの世界では、ワンビッグメッセージがはっきりしていることで、聴き手に強い印象を与え、あなたのスピーチをいつまでも覚えていてもらうことができる。それと同じで、面接でもワンビッグメッセージを作り、一番アピールしたいポイントを端的に伝えられるようにしておくことで、面接官によい印象を与え、いつまでも覚えていてもらえるようになる。

では、以下の例から、早速ワンビッグメッセージを作ってみよう。

例:「環境問題の解決が企業理念の会社」対「ビーチクリーニングに取り組む自分」なら?

もし、相手の企業理念の中に環境問題を解決することが中心に謳われていて、自分がビーチクリーニングに取り組んできたとしよう。そうしたら、自分と相手の共通点からワンビッグメッセージを20字以内で作る。「海ガメを守る社会を御社と共に築き上げたい」というのはどうだろう。

「環境問題の解決が企業理念の会社」対「ビーチクリーニングに取り組む自分」

「海ガメを守る社会を御社と共に築き上げたい」

4.3つのサポートメッセージを考える。

ワンビッグメッセージができたら、それを正当化できる3つの事実・理由を考えよう。それを考えるに当たっては「なぜそう言えるのか?」を繰り返し自問自答するのが、ポイントだ。

サポートメッセージを考える理由

なぜサポートメッセージを考えるかというと、メッセージだけでは説得力がないからだ。何かを伝える時は必ず理由とセットで伝える。これも、今後の仕事に役立つので覚えておこう。

サポートメッセージが「3つ」の理由

ちなみに、なぜ3つなのか。それは、「3つの法則」というのがある。人間の脳は、2つだと「何か物足りない」と感じ、4つだと「ちょっと多いな」と感じ、3つあると「満足する」ようだ。実際に、有名なスピーチはいずれも「3つのX X」を掲げているものが多い。

いくつも頭に浮かんでくるようなら、思い切って捨てることも大切。あれもこれも並べられても、人はそんなにたくさんの情報を一度に処理できないものなのだ。

例:「海ガメを守る社会を御社と共に築き上げたい」の3つのサポートメッセージは?

先ほど、環境問題の解決が理念の1つの会社とビーチクリーニングをする自分との共通点から、「海ガメを守る社会を御社と共に築き上げたい」というワンビッグメッセージを考えた。

では、これを正当化する3つのサポートメッセージを考えてみよう。

  1. 過去3年間ビーチクリーニングの活動に参加した
  2. 御社のブログに海ガメを助ける記事があった
  3. かねてから社会貢献を重視する会社で働きたかった

上記3つのサポートメッセージができた。

5.自分の話し方をビデオで録画してチェックする。

面接本番では、言葉自体よりも、非言語コミュニケーション、つまり、姿勢や、手の動き、声の抑揚、顔の表情などがあなたの印象に大きな影響を及ぼす。自分がどう見られるかを客観的に見るために、必ず面接の様子を録画しよう。適切でない動作はあなたの発言を妨げてしまうし、意欲のない人と思われてしまうかもしれないので要注意だ。

質問されたら最後はワンビッグメッセージにつなげよう

先ほども伝えたが、ワンビッグメッセージは、主に志望動機を聞かれたときや、自己PRを求められた時に披露するとよい。

例:ワンビッグメッセージと3つのサポートメッセージを組み合わせる

実際の面接では、こんな感じで伝えればいいだろう。

 

面接官:「あなたの志望動機を聞かせてください」

あなた:「はい。御社を希望した理由は『海ガメを守る社会を御社と共に築き上げたい』(One Big Message) と思ったからです。どういうことかと言いますと、私は、ボランティアとして①過去3年間、ビーチクリーニングの活動に参加してきました。就職活動を続けるうちに、②御社のブログに海ガメを助ける記事があり、それがふと目に止まりました。私は、③かねてから社会貢献を重視する会社で働きたいと考えていました。さらに、御社では、とても高い企業理念『地球にやさしい社会づくり』を謳っていることに気づきました。私はすごく感銘を受け、『御社とともに海ガメを守る社会を一緒に築きたい』(One Big Message) と考えるに至ったのです。」

 

これを聞いた面接官は、誰しも「話が整理されていて分かりやすい」と思うに違いない。さらに「こういう人材がいて色々やってもらったら、面白い結果が生まれるかもしれない」と、あなたがその会社に入って活躍する姿を思い浮かべるかもしれない。

ここでのポイントは、One Big Messageを最初と最後に繰り返していること。こうすることで、あなたの一番の主張は何かを明確にし、相手に強く印象づけることができる。さらに、3つのサポートメッセージを加えることで、話が理路整然と整理され、言いたいことが自然と伝わりやすくなっている。

面接では、先方から他にも色々質問されると思うが、それに的確に、具体的に応えることは普通にこなして欲しい。

さらに、その質問に応えている時に、話の終わりには自然とワンビッグメッセージにつながるように心がけると、より一層、一貫性、メッセージ性が色濃くなり、ワンビッグメッセージの信憑性、つまり、どれだけあなたが真剣にそのポイントを言っているのかが浮き彫りになって、相手の心により強く響くだろう。

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