「まずは英語を勉強!」は間違い?!グローバル社会で活躍するには

グローバル社会で活躍するための最初のステップ

トヨタの公用語は日本語

グローバル社会で活躍しようと決意した時、「まずは英語をマスターしよう」と考えるのは浅はかだ。なぜなら、その前にやることがたくさんあるからだ。さらに、グローバル化で大切なのは円滑なコミュニケーションであって、言葉自体をマスターすることではないからだ。

ご存知だろうか。日本を代表するグローバル企業であるトヨタの公用語は日本語だ。だから「カイゼン」などの日本語が国際標準として使われる。しかし、日本語だからこそ苦労も多い。例えば、「改善」をただ単に直訳して、Improvementと言えば、相手が「カイゼン」の真の意味を理解できるだろうか。真の意味を理解してもらうには、言葉の奥にあるものを伝え切らなくてはいけない。それにはコツがある。

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英語を学習するクラス

ここでは、日本語をベースとしながら、社内の真のグローバル化を達成し、あなたがグローバル社会で通用するために、今回は、最初の重要なステップを紹介しよう。

自分をグローバル化改革するための第一ステップ

  • 文化・考え方の違いを認め、相手の気持ちを深く理解する(Acknowledge)

「外国語を話す自分はほんとうの自分じゃない!」

アメリカにおいても、グローバル企業が外国人を採用し、一緒に働く際には双方のかなりの努力が必要だ。言葉や文化の壁を乗り越え、お互いに理解を深めないと円滑なコミュニケーションはとれない。そもそも、アメリカ人にとっては、ほとんどの人が英語を話すので、その裏で外国人が大変な思いをしていることなど想像もつかない場合が多い。

私も渡米して間もない頃は、英語で話すのが苦痛でたまらなかった。「英語を話している自分は本当の自分ではない」とさえ思っていた。なぜなら日本語で話す時は、もっとユーモアたっぷりに話せるからだ。フランス人やタイ人など、外国人なら誰でも似たようなことを思ったことがあるはずだ。たいていのアメリカ人は、そういう話を聞くとびっくりするものだ。だが、一度そういうことが分かると、彼らは、外国人社員の話を忍耐強く積極的に聞こうと態度を改める。

だから、日本でも同様。日本語を公用語とするなら、まず、外国人が母国語でない日本語をどのような想いで話しているのか、文化・習慣の違いから不自由な生活を強いられていないかなど、相手の立場や想いを想像し、深く理解することが大切だ。

しかし、アメリカと日本の大きな違いは環境だ。特にニューヨークやロサンゼルスのような国際都市では、異文化と接するのは日常茶飯事で、外国人とのコミュニケーションには慣れている人が多い。訛りのある英語を注意深く聞いてくれたりなど、相手の違った文化、考え方を認め、対応する術を知っている。

まずは周りにミニグローバルコミュニティを形成してみる

一方、日本はどうだろう。アメリカのように移民の歴史を持たない日本では、まだまだ外国人が苦手な人は多く、対応する術を知らないのではないか。昨今では、外国人訪問客・労働者が増えてきているのだから、もっと外国人とのコミュニケーションに慣れてもいいはずだ。しかし、実際には日本人の中と外国人の間には壁がある。外国人にしてみれば、日本人ともっと仲良くなりたいのに、なかなかその輪の中に入れなくて悩んでいる。

もし、あなたの周りに外国出身の友人がいないなら、まずは友達作りから始めよう。身近な外国人と仲良くし、より深く異文化を理解するように努めることが自分改革・グローバル化の第一歩だ。日本人の輪に入れない外国人の溜まり場というのが、どこに行っても必ずある。そこに飛び込んで行って一人と仲良くなりさえすれば、芋づる式に何人とも友達になれる。

そしてすでに外国人友人・同僚がいるなら、彼らと周りの日本人の友人・社員が深く交流できる場や、機会づくりをしてみてはどうだろう。異文化を深く理解するためには、深く付き合ってみないと分からないことが多い。そこまで到達して、初めてあなたは真のグローバル人材となりえるのだ。

これは日本における外国人問題を根本的に解決する方法になりえる。人助けにもなり、自分の新しいネットワークづくりにもなる。ひょっとしたら地域おこしや新しいビジネスにつながる可能性だってある。それはやがて成長し、温かい人間関係が生まれ、あなたのかけがいのない財産となるだろう。

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イメージ:acworksさんによる写真ACからの写真

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