「信元夏代のスピーチ術」編集長 信元です。
捨てる勇気を持とう
ここで大切なことをひとつお話ししましょう。
「何を盛り込むか」と同じくらい、「何を捨てるか」が大切。ということです。
聞き手が、「このプレゼン、もう少し長ければよかったのに」といってくれることは滅多にありません。
彼らはもっと情報を詰め込んで欲しいのではなく、もっと簡潔に、明確にしてほしいのです。
従って、「情報を伝えること」と、「情報を控えること」のバランスのとり方が重要です。
スピーチ内容をふるいにかけないままだと、何が最重要ポイントなのかが聴衆に上手く伝わらず、従って反応も悪くなってしまうでしょう。
聞き手視点でメッセージを組み立てることをを忘れずに、絞り込み作業は、心を鬼にして行うことです!
あなたが気に入ったアイデアであっても、潔く切り捨てること。
それがプレゼンテーション/パブリックスピーキングの質を高める秘訣です!
ここまでできたら、あともう1歩。
アイデアを、分かりやすく、かつ、意味合いの深い言葉へと言語化します。
言語化へのプロセスは、以降の回で具体例を用いながら説明していきます。